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レッドブル、今後も自由に競争させると主張「フェルスタッペンはリカルドのサポート役にはならない」

7/13(木) 12:19配信

motorsport.com 日本版

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンはチャンピオンシップにおいて、すでにトップとの差が大きく開いてしまっているが、チームは彼が同僚のダニエル・リカルドのサポート役にはなることはないと主張している。

写真:オーストリアGPに詰めかけた“マックスファン“たち。スタンドの一角はオレンジ一色に

 これまで連続5レースで表彰台を獲得しているリカルドだが、年間ポイントリーダーであるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に64ポイント差で4番手だ。一方のフェルスタッペンは、同僚であるリカルドにも62ポイントという大差をつけられている。

 今シーズンで主に勝利を占めているのはベッテルとメルセデスのルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスであるが、レッドブルがもし今後のレースでリカルドを集中的にサポートするのであれば、上位との差を縮められる可能性もあるだろう。

 しかしレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、そのような戦術に価値はないと主張。なぜならば、ベッテルとのポイント差がすでに大きすぎるため、チャンピオンシップを獲得するのには無謀であるとホーナーは考えているからだ。

「我々が集中しているのはチャンピオンシップではなく、マシンのパフォーマンスをレースを重ねるに連れて向上させることだ」

「現時点のチャンピオンシップにおいて、レッドブルは競争相手とはみなされないだろう。我々は全てのグランプリで戦い、できる限りのことを行い、ギャップを埋めるのに注力するつもりだ」

 ホーナーに対し、フェルスタッペンが自由にレースし、リカルドを打ち負かすチャンスがあるかどうか訊くと、彼はそれを肯定した。

「必ずある」

「ベッテルとリカルドのポイントが15-20ポイント差内であれば、別の話だっただろう。しかし現段階で64ポイント差がついているようでは、チームオーダーに関しても公平で寛容的でなくてはいけないと思う」

 またホーナーは、オーストリアで今季5度目のリタイアを喫したフェルスタッペンがじきに降り掛かった”不運”から、いつもの調子を取り戻すと確信している。

 フェルスタッペンはスタートからクラッチのトラブルに悩まされ、結局第1コーナーで多重クラッシュに巻き込まれたことでリタイアした。

 鬱憤を募らせたであろうフェルスタッペンがどのような様子であったのかホーナーに訊くと彼は次のように語った。

「歳に応じず、彼は様々なことを経験してきたし、カート時代でも同じようなトラブルを抱えていた」

「今の彼が主に関心を寄せているのはマシンが徐々に強くなってきているということと今回のオーストリアが今シーズンの中で最も競争力の高いレースだったということだ」

「レースのセクター2を見れば、我々はフェラーリやメルセデスよりも、最速のマシンを用意することができたということは明らかだった」

「進歩しているのを実感できている。スポーツではよくあることだが、彼はこれまでのやり方を変えていないため、急にレースで勝利する可能性もあり得るだろう。彼に勝機が向いてくるのだ」