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男性死亡、車内で熱中症疑い 上尾の障害者施設、6時間降ろし忘れか

7/13(木) 22:22配信

埼玉新聞

 埼玉県は13日、上尾市の障害者施設を利用している男性(19)が熱中症の疑いで死亡したと発表した。施設職員が男性を送迎車から降ろすのを忘れ、約6時間にわたり車内に取り残されたとみられる。県警が施設関係者から事情を聴くなどして、詳しい経緯を調べている。

 県によると、13日午後3時20分ごろ、上尾市戸崎の障害福祉サービス事業所「コスモス・アース」で、送迎車内で倒れている男性を施設職員が発見し、119番した。男性は同市内の病院に搬送されたが、午後4時に死亡が確認された。

 男性は午前9時ごろに、他の利用者と共に送迎車で施設に到着した。降車する際に施設職員が車内に残っていた男性に気付かず、男性を降ろし忘れたとみられる。

 コスモス・アースはNPO法人で、知的障害者らが通う作業所。男性には知的障害があるとみられ、6時間以上車内にいたとみられる。

 地元消防によると、男性は発見時、意識がない状態で体温が41・1度だった。車は敷地内の駐車場に止めてあった。

 熊谷地方気象台によると、13日は鳩山で最高気温35・2度を記録。上尾市と隣接するさいたま市では同日正午に32・4度を観測した。

 県によると、施設は2014年に開設し、定員は40人。知的障害のある人などを対象に、介護サービスを提供していた。

 ホームページでは「障害のレベルや性格に合わせて無理なく楽しく作業をすることができるよう、障害者の自立支援をサポートします」として、農作業などをする利用者の写真を掲載している。

最終更新:7/14(金) 1:07
埼玉新聞