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二児の父 パックンが、日本の小学校の授業で感じる違和感とは?

7/13(木) 17:01配信

TOKYO FM+

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。
7月11日(火)の放送は、夏休み中の中西に代わってパックンマックンの“パックン”ことパトリック・ハーランさんがパーソナリティを担当。「BREAKFAST NEWS」のコーナーでは、彼が考える日本の学校教育についてお届けしました。

アメリカ出身のパックンは現在二児の父。ふたりとも日本で普通の公立小学校に通わせているそうですが、「日本の教育制度は高く評価しているんですよ」と言います。
その理由は日本に幅広く分厚い中間階級があるのも教育のおかげだと分析し、「常識が行き届いているし、底上げ教育としてみんな最高の教育を受けていると感じます」とパックン。

しかし、その一方で「底上げはできているけど、天井を下げている」と感じるとか……。

たとえば、パックンのお子さんは3歳ぐらいから週3回以上も英語のレッスンを受け、かなり上達にしているにも関わらず、学校の授業では他の子どもと同じペースで学ばなければいけない、そこに疑問を感じているようです。
「時間のロスというか、その子にあったレベルの勉強をしてもいいんじゃないか」とアメリカ式の教育との違いを指摘していました。

さらにもうひとつ、パックンが小学校の授業で違和感を感じるのは「時間のかけ方」。欧米に比べると効率が悪いところがあると言います。
日本の小学生の年間平均授業時間はおよそ980時間。これはヨーロッパ諸国を中心に日・米を含めた先進国が加盟する国際機関OECD(経済協力開発機構)でも平均的な数字ではありますが、日本といい勝負の学力を誇るフィンランドに比べると授業日数は40日ほど多いそうで、さらに向こうでは宿題や試験といったものもほとんどないとか。

フィンランドでは子どもひとりひとりに対するケアが分厚く、クラスも少人数で約15人程度。その教育法が功を奏し、今では世界でもトップクラスの学力を誇っています。
そして、もともとは欧米諸国に比べて経済状況も芳しくなかったものの、教育に時間と力を注ぐことで経済を建て直すことができたとパックンは話します。

決して日本の教育が悪いわけではありませんが、まだまだ改善の余地はあり。パックンも「日本は資源がそんなにないと言われているなかで、人材が一番の資源だと思って、もっともっと教育に効率よく力を入れていただきたいと思っています」と締めくくっていました。

(TOKYO FM「クロノス」2017年7月11日放送より)

最終更新:7/13(木) 17:01
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