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<老人ホーム睡眠剤混入>別の職員は事故死 2月、県警が関連捜査

7/13(木) 11:11配信

千葉日報オンライン

 同僚らに睡眠導入剤を混ぜたお茶を飲ませ、交通事故により殺害しようとした殺人未遂事件で、逮捕された准看護師、波田野愛子容疑者(71)が勤務していた軽費老人ホーム(印西市瀬戸)で、別の職員が2月上旬にも交通事故を起こし死亡していたことが12日、関係者への取材で分かった。佐倉署特捜班は関連を調べている。

 波田野容疑者は5月15日、同施設事務室内で、施設職員の女性(69)=千葉市稲毛区=とその夫(71)=同=が乗用車で帰宅することを知りながら、睡眠導入剤を混ぜたお茶を飲ませ、夫が運転する車に女性が同乗し、同日午後6時ごろ、佐倉市下根の市道を走行中、睡眠導入剤の影響による意識障害などにより、建築業男性(56)=印西市内=のワンボックス車に衝突する事故を起こさせ、殺害しようとしたとして、特捜班は11日に逮捕。先月には別の30代女性職員に対し、施設内で睡眠導入剤を混ぜた飲み物を飲ませた傷害容疑で逮捕されていた。

 捜査関係者によると、2月5日夕、職員女性=当時(60)=が軽乗用車で帰宅途中、印西市山田の千葉県道で対向車線にはみ出し、ワゴン車と正面衝突する事故を起こした。女性は全身を強く打ち搬送先の病院で死亡が確認された。ワゴン車の男性もけがを負っていた。

 施設関係者によると、女性は体調不良など変わった様子もなく、事故があった当日は普通に出勤していたという。

 特捜班によると、5月の事故では、女性の車が対向車線にはみ出し、建築業男性の車と正面衝突。女性が肋骨(ろっこつ)の骨を折り全治約1カ月の重傷、夫が全身打撲で全治約10日間、建築業男性が首に加療約3週間の軽傷を負っている。

 これまでに、施設入所者で睡眠導入剤入りのお茶を飲まされたという報告はないという。特捜班のこれまでの調べでは、波田野容疑者は、5、6月の事件について、いずれもお茶に睡眠導入剤を入れたことは認めているという。