ここから本文です

活動25年「最後」の歌声 高齢化で幕 川崎童謡の会

7/13(木) 13:01配信

カナロコ by 神奈川新聞

 川崎童謡の会の25周年&ファイナルコンサートが12日、高津市民館(川崎市高津区)で開かれた。童謡の魅力を後世に伝える活動を進めてきたが、会員の高齢化で運営の担い手が確保しにくくなり、活動の一時休止を決めた。

 最後のコンサートには会員や家族ら約400人が集まり、長く指導に当たった声楽家ら講師6人も勢ぞろいした。「七夕さま」など星にちなんだ歌や、「そうらん節」など各地に伝わる約20曲を熱唱。発足以来のメンバーでもある河野健三会長(67)は「童謡で日本語の美しさを大切にしてきた。残念ながら活動を休止するが、童謡は愛し続けたい」と惜しんだ。

 同会は1993年4月、「幼い頃や子育ての時代を思い出して心安らぐ」童謡を歌い継ぐために設立。高津区や中原区の市民館に月1回ペースで集まる例会や、多い時で年4回のコンサートを開催してきた。

 会員数は当初の約300人から約200人に減少し、現在は60~80代が中心。催しなどのボランティアが不足することも多く、来春の25周年を前に活動の一時中断を決めた。

 事務局を務める吉井龍子さん(70)は「25年で会は一区切り。今後は四季折々のコンサートなど負担の少ない形を考えたい」と話していた。