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ストリートから五輪へ「湘南SUNS」 東京五輪新種目「3人制バスケ」

7/13(木) 17:16配信

カナロコ by 神奈川新聞

 2020年東京五輪の新種目に採用されたバスケットボール3人制の国内男子プロリーグのゲームが8月5、6日、JR辻堂駅北口の商業施設「テラスモール湘南」で開催される。「ストリートから世界へ」を合言葉にリーグが誕生してから3年。大舞台への扉が開かれた今、藤沢市を拠点に活動する「湘南SUNS」の選手らは「3人制バスケットをアピールする機会にしたい」と活躍を誓う。

 「『ストリートから世界へ』がオリンピックで現実になった。選手として五輪を目指せることは大きなモチベーションになる」

 国際オリンピック委員会(IOC)の臨時理事会で東京五輪での実施が決定してから約1カ月。今月6日に藤沢市役所を訪れた湘南SUNSの代表兼選手の石田剛規さん(34)は声を弾ませた。

 プロリーグの「3×3 PREMIER.EXE」(スリーバイスリー プレミアドットエグゼ)は14年に、世界初の3人制プロリーグとして誕生。4季目の今シーズンは計18チームが3地区に分かれ、駅前や大型商業施設など街中でリーグ戦を繰り広げている。

 3人制は、横15メートル、縦11メートルのコート半面を使い、1試合10分で争われる。「攻守の切り替えが速く、戦術も多彩。見ている者を飽きさせない」と石田さん。チームメートの及川啓史さん(27)も「2メートルを超える選手同士がぶつかり合うなど、プロレスを思わせる場面もある」と激しい一面もアピールする。

 一方、気軽に楽しめる観戦スタイルも特徴だ。ゲーム中は音楽が響き、コートを間近にしてプレーを見られる。石田さんは「選手の息づかい、体がぶつかる音が聞こえる。会場が一体となれるのも魅力」と話す。

 3人制はもともと街中で生まれたスポーツ。かつて5人制のプロリーグで活躍した及川さんは引退後、仲間の美容師や弁護士らと集まり、3人制を始めたという。「少ない人数で気軽に競技を楽しめる」と話す。

 チーム名の湘南SUNSには「湘南を照らす太陽のような存在になりたい」との思いが込められている。

 14年の開幕戦以来となる湘南地域でのリーグ戦を控え、石田さんは「地元から3人制の楽しさを発信し、五輪へ向けて盛り上げていきたい」と約束。大学時代に九州でプレーし、チームに加わった安慶大樹さん(25)は「オリンピックを目指せることは率直にうれしい。子どもたちにも『世界に挑戦できる』と夢を持ってもらえるのでは」と楽しみにしていた。