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まるで別人!? ラストチャンスをモノにしたパラデス

7/13(木) 11:30配信

ベースボールキング

どん底の前半戦が終了

 プロ野球はセ・パ両リーグともオールスター前最後の試合を終え、いわゆる“前半戦”の全日程を消化した。

 昨季パ・リーグ3位のロッテは今季4度目の4連敗で前半戦を締めくくり、順位は最下位。それも借金は30と、これ以上ないほどの苦しい戦いを強いられた。

 特に誤算だったのが新助っ人の補強だ。主砲のアルフレド・デスパイネが退団となり、ソフトバンクへと移籍。チームは代役としてマット・ダフィーとジミー・パラデスの2名を補強するも、前半戦は日本の野球に馴染むことが出来ず、一軍定着すらままならない。

 5月の下旬にキューバ代表のロエル・サントス、6月には日本でもお馴染みのウィリー・モー・ペーニャを緊急補強するが、この策も特効薬とはならず。なかなかチーム状態が上がってこないまま、前半戦を終えた格好だ。

 しかし、最後の最後になってこの“助っ人問題”に光明が差し込んできた。ここに来てようやくパラデスに目覚めの気配が漂ってきているのだ。

「ラストチャンス」からの覚醒

 7月8日のオリックス戦。6回一死二塁のチャンスで打席に入ったパラデスは、相手先発・松葉貴大の外角低めのチェンジアップに食らいつく。

 これまでであれば空振りでもおかしくなかったボールだったが、長い腕をいっぱいに伸ばしてバットの先で拾った打球はレフトの前に落ち、一時勝ち越しとなる適時打。前日の起死回生の同点本塁打に続き、貴重な一打でチームを勝利に導いた。

 長らく1割台だった打率も、6月30日・日本ハム戦からの10試合連続安打で.251まで上昇。6月17日のDeNA戦から始まった連続出塁も16試合まで伸ばし、良い形で前半戦を締めくくった。


 男にとってのターニングポイントだったのが、6月8日の中日戦だ。前日までの成績は打率.158、本塁打2、打点は4という散々なもの。伊東勤監督いわく、この日が「ラストチャンス」だったという。

 しかし、久々のスタメン出場となったこの試合で適時打を含む2安打をマーク。崖っぷちのところで一軍残留を掴むと、そこから前半戦終了までの24試合で打率.352(88-31)、5本塁打で14打点の大暴れ。もはや別人のように打ちまくった。

【パラデス・月別打撃成績】
3月:1試 率.250(4-1) 本0 点0 三振0
4月:15試 率.120(54-7)本0 点1 三振23
5月:13試 率.206(34-7)本2 点3 三振15
6月:21試 率.302(63-19)本3 点7 三振16
7月:9試 率.406(32-13)本2 点7 三振10

 この月別成績からも、パラデスの“突然変異”ぶりが見て取れる。要因は様々あれど、途中加入したペーニャの存在というのは特に大きいだろう。同じドミニカ共和国の出身であることに加え、日本野球を経験している先輩からの助言は効果テキメン。調子はあからさまに上向きだ。

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