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F1復帰を目指すクビカが2度目のテストを完了。「疑問や恐れはもうない」

7/13(木) 8:40配信

オートスポーツweb

 ルノーF1でのロバート・クビカの2度目のテストが12日、フランスのポール・リカールで行われた。

ロバート・クビカがルノーで6年ぶりのF1テスト

 2011年のシーズン前にラリーでクラッシュして重傷を負ったクビカは、それ以来F1から遠ざかっていたが、今年6月上旬、バレンシアでのルノーF1のテストに参加、約6年ぶりにF1マシンでの走行を行った。この際、クビカは現在のルノーカラーに塗り替えられた2012年型ロータスE20で走行、その後、モータースポーツイベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでもこのマシンをドライブした。

 オーストリアGPを前に、ルノーはクビカの2回目のテストをポール・リカールで行うことを認めた。最初のテストはF1の感触を取り戻させるためのものだったが、「2回目のテストは、競技の最高レベルに復帰する能力があるかどうかを評価することを目的とする」とルノーF1のマネジングディレクター、シリル・アビテブールは述べていた。

 その際にテストの日程については明らかにされなかったが、12日に実施されたとBBCが伝えた。

 この日、クビカは90周を走り切ったということで、ルノーのスポークスマンはクビカは素晴らしい仕事をしたとコメントしたという。


 テストの取材を許された唯一のメディアであるといわれるL'Equipe紙に対し、クビカは復帰しても身体的には何の問題もなさそうだと示唆した。
「一歩一歩進んでいく必要がある」とクビカ。

「ここまでの道のりは長かった。自分の能力への疑問はこの2日間のテストで消えた。今はトップレベルで戦うことを恐れてはいない。ただまだ長い道のりがあるが」

 クビカは後遺症が残る右手の機能を左手がカバーしており、「身体的な制限にドライビングが影響されるようなことはない」と述べている。

「自分のチャンスを最大限に生かすために力を尽くしている。でも今後どうなるのかは分からない。いいパフォーマンスを見せられない状態で復帰するようなことはしたくない。高いレベルで戦える状態で戻ってきたいんだ」

「まだ現行のF1マシンで走ってはいない。たとえば今週末のシルバーストン(でのイギリスGP)で走る準備はできていない。(実際に走るためには)現行マシンで2日間テストする必要があるだろう。それができればチャンスは1,000パーセントに上がるだろう」

 クビカはすでに2017年型F1マシンをルノーのシミュレーターで体験している。

 アビテブールはクビカの復帰について判断するのはまだ早いと述べ、彼が身体的にF1フル参戦が可能かどうかを評価するにはこれから何度もテストを行う必要があると示唆した。
「彼は古いマシンで、エンジンの出力を下げ、デモ走行用タイヤで走っただけだ。実際のレースのストレスを体験したわけでもなく、他のマシンで走ったこともない」

 また、ハンガリーGP後のF1合同テストでルノーがクビカを起用するという説もささやかれているが、これについてアビテブールはまだはっきりしたことが言える時期ではないと述べた。

[オートスポーツweb ]