ここから本文です

F1開催契約解除のシルバーストンにチームが警告。「イギリスGPを本当に失うかもしれない」

7/13(木) 17:02配信

オートスポーツweb

 レッドブル・レーシングのチーム代表、クリスチャン・ホーナーは、イギリスGP開催契約の解約条項を行使したシルバーストンサーキットのオーナー、ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)を批判した。BRDCのこの行動により、結局シルバーストンはイギリスGP開催権を失うことになるかもしれないと、ホーナーは言う。

ロンドン市街地でのデモ走行イベントで、マクラーレンMP4/6・ホンダを走らせたストフェル・バンドーン

 BRDCは、イギリスGPをより有利な条件でシルバーストンで開催するためF1と再交渉することを視野に入れて、2026年までの契約を2019年の開催をもって打ち切る選択をした。このことにホーナーは「驚いた」という。

 フォーミュラ・ワン・グループは、12日、イギリスGPのプロモーションのためロンドン中心部で大規模な市街地デモ走行などを含むイベントを予定していた。その直前にBRDCが今回の発表を行ったこと、直接の話し合いを十分に行う前に決定を公にしたことを、フォーミュラ・ワン・グループは良く思っておらず、政治的駆け引きであると非難した。


 ホーナーもBRDCの姿勢には感心していないようだ。チーム代表として初めてシルバーストンの契約解除について口を開き、ホーナーは次のように語った。

「シルバーストンは素晴らしいコースだ」

「各チームもドライバーたちもあのコースを走るのがとても気に入っている。リバティはイギリスGPを存続させると確約している」

「だがロンドンでのイベントが成功するとしたら──成功するはずだが──最近のロンドン市の法改正を考えると、リバティの経営陣にとってロンドンGPが非常に魅力的に思えるのではないだろうか」

「シルバーストンは失敗しないように、対処の仕方や交渉のやり方にもう少し注意する必要がある。解約条項を行使するなんて私は驚いたよ」

 2009年に締結した契約には開催権料が毎年5パーセントずつ増加するという条件が定められており、BRDCはこのままでは損失が膨れ上がるばかりであり、経済的に実行不可能であると説明した。

 しかしホーナーは、そもそもシルバーストンは8年前に契約を結ぶ時に、もっと先のことを予想するべきだったと語る。

「シルバーストンは契約を締結した際にどのような条件が課されるか分かっていたはずだ」とホーナーは主張する。

「毎年観客が満員であるにもかかわらず、今になって、金銭的に無理だったと気づいたというわけだ。最初から(その条件では)契約すべきでなかった。あるいは計算を間違えたとでもいうのだろうか」

[オートスポーツweb ]