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巨人マギー2番二塁でつない打 1イニング最多5点

7/13(木) 7:51配信

日刊スポーツ

<巨人8-3ヤクルト>◇12日◇東京ドーム

 巨人打線が今季スローガンを体現するように「新化」を遂げた。助っ人のケーシー・マギー内野手(34)を今季初めて「2番・セカンド」で先発起用。打線改造が実り、5回1死一塁からの右前打でチャンスを拡大させ、今季最多の1イニング5得点をマークした。6カードぶりにカード3連勝を決め、4位に浮上。前半戦は球団ワーストの13連敗を喫するなど苦戦したが、超攻撃的オプションを得て後半戦の逆襲につなげる。

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 マギーが決めた、のではなく、つないだ。5回1死一塁。ヤクルト先発ブキャナンの内角直球に詰まりながら右前に運んだ。点が線につながる。坂本勇が左中間フェンス直撃の適時二塁打。村田が犠飛で追加点を挙げ、さらに亀井が右中間に適時二塁打を放った。今季1度もなかった1イニング5得点を荒稼ぎし、カード3連勝を手中にした。

 秘策が前半戦最終戦でついにベールを脱いだ。「2番セカンド マギー」。春季キャンプでテストし、4月12日の広島戦で試合途中から就いた守備位置。だが希少性は高く、2番という打順もメジャー時代の14試合しか経験していない。高橋監督は「(構想は)ないわけじゃなかった。いろんなものが重なってね」と話した。

 マギーが二塁手に入れば、阿部、村田も含めた3門の長距離砲を同時起用できる。交流戦中は外野での出場も志願したという助っ人はどこまでも献身的だ。「自分の中では9番でも8番でもチームのためにできるところを考えるだけ」と胸を張って言う。村田の犠飛で本塁に生還した時は悠々セーフのタイミングだったが、ヘッドスライディングで砂煙を巻き起こした。スタンドに大歓声のうねりが起き、チームの勢いが加速した。

 チームにとってリーグでも最も打率が低い2番の「鬼門」が埋まれば相乗効果が生まれる。長野が自身通算10本目となる先頭打者弾が生まれ、7番亀井は8年ぶりの4安打を放った。亀井は「打順を見たら1番からすごい名前。今日は乗せられた部分はある。こういう打線で投手をカバーしないと」と実感した。

 前半戦は借金6で終えたが、上昇の兆しは見える。空位だった2、7番がはまった時の破壊力に指揮官は「なかなか機能しなかった部分だったからね」と話した。

 後半戦に向けて新オプションを手に入れたのは大きい。チームスローガンの「新化」の字のごとく、後半戦の巨人は新しく大化けする可能性を秘めている。【広重竜太郎】

 ◆巨人の先発2番打者 前日まで8人を起用し、最多は立岡の33試合。8人合わせた成績は打率2割1分、1本塁打、13打点で、先発2番打者の打率はリーグ最低。外国人選手が2番を打つのは12年10月1日ヤクルト戦のエドガー以来、チーム5年ぶり。

最終更新:7/13(木) 12:12
日刊スポーツ

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