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幕内復帰へ豊ノ島2勝目、相手仕切りの構え変化察知

7/13(木) 15:55配信

日刊スポーツ

<大相撲名古屋場所>◇5日目◇13日◇愛知県体育館

 再起を期す東幕下28枚目の豊ノ島(34=時津風)が、今場所の3番相撲で西幕下30枚目の玉木(24=高砂)と対戦。小手投げで快勝し、2勝1敗と白星を先行させた。

 最後の仕切りは、お互いの呼吸が合わずに仕切り直し。再度の立ち合いで左をスパッといれると、右は相手の左腕をはさみつけるように抱えながら前進。休まず圧力をかけ、何とか左へ回り込もうとする玉木を、右からねじ伏せるような小手投げで仕留めた。

 ベテランらしい読みもはたらいた。仕切っている時に、玉木の構えが右に寄っているのを見逃さない。「自分の左(差し)を警戒しているなと思ったから、まず相手の動きを止めようと。冷静に落ち着いて行けました」。狙いの両差しにはなれなかったが、相手が警戒していた左を瞬時に差したことで、戦意を喪失させた。あとは、ケガの影響を感じさせない出足で休まず攻めて、黒星発進からの連勝で白星先行となった。

 幕内上位で土俵をわかせた者にしか分からない「この地位で負けられない」というプレッシャーがある。「性格的に緊張しないタイプのように見られるけど、緊張もするし考え込みもする。(たとえれば)アマチュア選手権に出て負けられないという感覚かな」。何物にも代え難い、得難い経験を経て「指定席」の幕内復帰に歩を進める。

最終更新:7/13(木) 15:57
日刊スポーツ