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メイ英首相、就任1周年に大廃止法案-野党や反対派取り込む長期戦へ

7/13(木) 17:59配信

Bloomberg

メイ英首相は就任1年にして政治的塹壕戦に入る。欧州連合(EU)離脱に備える法案の中心である大廃止法案を巡る攻防が始まる。

野党議員らは同法案の正式公表前から、与党・保守党内の反対勢力と手を組んで修正しようと画策している。成功すれば離脱をより穏健なものにできるかもしれない。

保守党は下院で過半数議席を持っていないため、法案通過には他党からの協力が必要だ。首相のチームは数カ月かけて野党や反対派の取り込みを模索すると、事情に詳しい関係者が述べた。チーム内の計画だとして匿名を条件に語った。

フォックス国際貿易相は13日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「この法案の通過を妨げようとする勢力は、彼らが『ハードブレグジット(強硬な離脱)』と呼ぶものが現実になるリスクを高める」と語った。法が整備できなくても「離脱はする。必要な法的枠組み無しに離脱することになるだけだ」とくぎを刺した。

大廃止法案は英国をEU法の管轄から外し、離脱時にEUの法規制を英国の法律に置き換えるもの。企業の事業継続を可能にするほか離脱と同時に英国の法体系に空洞ができないようにするのが目的だ。

メイ政権は13日に離脱に向けた法整備のメカニズムを始動させる。労働党の影の内閣でEU離脱担当相を務めるスターマー議員は同日のガーディアン紙とのインタビューで、現在のままの大廃止法案を野党は支持しないことを政府に伝えると述べた。

原題:May Faces Battle Over Brexit Laws as Clock Ticks on EU Talks (2)(抜粋)

Tim Ross

最終更新:7/13(木) 17:59
Bloomberg