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EU交渉責任者、英国にいら立ち-姿勢不明で本格交渉できずと警告

7/13(木) 3:18配信

Bloomberg

英国の欧州連合(EU)離脱問題で欧州委員会側の交渉責任者を務めるミシェル・バルニエ氏は、メイ首相率いる英政府に再び警告を発した。交渉を進展させることができるよう、立場を明確にするようにと迫った。

バルニエ氏は12日にブリュッセルで行われた記者会見で、「時計の針は進んでいる。無駄に過ごす時間はない」といら立ちを見せ、「本格的な交渉に入るため、意見が一致している部分としていない部分を知る必要がある」と話した。「信用できない国と長期的な関係が築けるだろうか。信用とはつまり、400万の英国民とEU国籍保持者に安心を与え、清算金の問題を解決することだ」と続けた。

欧州議会の交渉担当、フェルホフスタット議員もEUへの清算金を支払う義務を英政府が受け入れたのか依然不明だと述べ、「個人的な見解では、このような不透明性は可及的速やかになくす必要がある」と語った。

これとは対照的に、英政府の閣僚からは楽観的な声が聞かれている。グリーン筆頭国務相は英議会で「交渉はうまく進んでいる」とし、「合意せずに決裂するリスクは恐らく誇張されているようだ」と述べた。

だが野党各党はそれほど確信を持てていない。自由民主党のケーブル元英民間企業相はブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで、英政府内の分裂で準備が不足し、離脱交渉が失敗する恐れがあると指摘。「決裂はありそうなシナリオだ。どの時点で決裂するかは分からない。破滅的なことが1年後に起きるのではないかと心配だ」と述べた。

英国とEUの離脱交渉は17日にブリュッセルで再開する。

原題:EU’s Barnier Has ‘Trust’ Issue With U.K. Over Unclear Brexit (1)(抜粋)Brexit Talks May Collapse Amid Government Divisions, Cable Says(抜粋)

Ian Wishart, Marine Strauss, Alex Morales

最終更新:7/13(木) 3:18
Bloomberg