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大学入学共通テスト、マーク式に変化…思考力・判断力・表現力を重視

7/14(金) 13:56配信

リセマム

 大学入試センターは7月13日、文部科学省が「『大学入学共通テスト』実施方針」を公表したことを受け、マークシート式問題のモデル問題例やモニター調査実施結果などの資料を公表した。大学入試センターWebサイトに掲載されている。

質問紙調査の結果(国語)

 大学入試センターでは、「大学入学共通テスト」における記述式問題の導入、および思考力・判断力・表現力を一層重視したマークシート式問題について、問題の条件設定や採点基準、採点体制、試験時間の在り方など、問題の公表に向けた検証を行うため、モニター調査を実施した。

 平成28年11月27日実施の第1回調査では、大学1年生約400名を対象に、さまざまなパターンの記述式問題を出題。平成29年2月26日・3月4日実施の第2回調査では、大学1年生約600名を対象に、記述式問題とマークシート式問題をあわせて出題した。実施教科はいずれの調査も国語と数学で、記述式問題のモデル問題については、5月に公表されている。

 7月13日に公表された資料では、マークシート方式のモニター調査において、作問の際に留意した点について記述。国語は多様な文章をもとに、複数の情報を統合して構造化してとらえること、数学では日常や身近な課題を題材として数学を活用する場面を設定し、数学的な思考を深めることなどに留意したという。

 第2回調査におけるマークシート式問題の平均正答率は、国語が56.1%(記述式33.1%)、数学が49.8%(同23.8%)。記述式と選択式を比較した場合、同じ問題であっても、国語では選択肢が解答の際のヒントとなる可能性があることなど、違いが生じる可能性があるという。

 解答時間に関しては、第1回調査時より第2回調査時の方が、時間が足りなかったと感じる割合が高かった。特に数学が顕著で、第1回は「足りなかった」19.4%、「やや足りなかった」20.6%だったのに対し、第2回では「足りなかった」40.9%、「やや足りなかった」28.3%となっている。

 なお、これらのモニター調査の結果などを踏まえつつ、知識の深い理解と思考力・判断力・表現力を重視した作問の在り方について、平成29年11月予定のプレテストを通じて、さらに検証を行うとした。

《リセマム 黄金崎綾乃》

最終更新:7/14(金) 13:56
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