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全英OPで男子ジュニア選手への白のパンツへの厳格履き替え指令が波紋

7/14(金) 11:03配信

THE PAGE

テニスの全英オープン、ウィンブルドン選手権で、厳しい“ドレスコード(服装の規定)”が話題になっている。2日間に渡って男子ジュニアの3選手が、ドレスコードに違反しているとして下着の着替えを命じられたことで、英国の地元紙や米大手のニューヨーク・タイムズ紙などが、一斉にこの話題を取り上げ、伝統あるウィンブルドンの厳しいドレスコードについて伝えた。

 ウィンブルドンでは「ほぼ完全に白」を身につけるというルールがある。しかし、そのルールに反しているとして男子ジュニアで、12日と13日の連日、下着のパンツを履き替えることを強いられるという事件があった。12日に同忠告を受け、パンツの履き替えを命じられたのは、男子ダブルスで、トップシードのソンボル・ピロシュとウー・イービン。ともに18歳の二人は、試合中に審判から忠告を受けた。

 二人はウィンブルドンの“ルール通り”白のユニフォームを身に着けていたが、その下に黒のパンツを履いており、白のユニフォームのパンツから明確にそれがわかったという。

 その後二人は白いブリーフを渡され、コートを一旦出てパンツを履き替えてから試合を再開。米ビジネス・インサイダー紙や英国のインデペンエント紙などでは、その時の様子のビデオも掲載。スタッフから白のブリーフがコートに持ち込まれ、コートを去ってパンツを履き替えた二人が黒のパンツをバッグにしまう場面が映された。しかし、そんなハプニングにも屈することなく、その後もリズムを下すことなくストレート・セットで試合をものにした。
 
 この様子は英国のBBCニュースでも取り上げられ、翌日の二人の6分間の会見は、この「下着事件」に集中したそうで、二人も「そんなに大きなニュースになるとは思っていなかった」と戸惑っていたという。

 そして13日にまたも“ドレスコード”で引っかかったのが、ジュリ・ロディオノフ 。前述の二人と同じ18歳。ツイッターなどで映し出された映像によると、ネットのところで審判に何かを問われ、ユニフォームの白のパンツをめくってその下に履いている青のパンツを見せる場面があった。ダブルスの二人と同じく白のユニフォームで身を固めた同選手も「何が問題なのですか?」と訪ねたが、彼がサーブを打つたびに青のパンツが見えることを告げられ、下着を替えることに。こちらもその間試合は中断となったが、本人によると、再開後「もっとリラックスできた」そうで、試合を勝利で飾った。

 英国の地元紙テレグラフによると、ロディオノフは、この前の試合では黒のパンツを履いていたが何も言われなかったそうで、「昨年もパンツが白でないといけないと知らなかったので自分のパンツを履いて出場していたが、問題はなかった」と話していたという。しかし審判によると、ウィンブルドンの規定では試合をする時の服装の「ほぼ完璧に白」というのは、オフホワイトやクリーム色も含まないそうで、ルールブックには、「汗によって見えるものも含め、プレー中に人目にわかるものは、どんな下着であっても1cm以内の飾り以外は完璧な白でなくてはならない。加えて、見苦しくない共通基準は常に必要とされる」となっているという。
ウィンブルドンでは、この「白」のルールを守らなかったとして警告を受けた例が以前にもあり、2013年にはロジャー・フェデラーが、シューズの底部分がオレンジだとして注意されている。

 また今大会で9年ぶり9度目の決勝進出を決め、15日に第14シードのガルビネ・ムグルッサと自己6度目の優勝を目指して決勝を戦うビーナス・ウィリアムスも、同1回戦でストレート勝ちを飾った際、ピンクのブラジャーが見えているとして下着を変えるよう警告を受けており、試合後の会見でこのことについて聞かれて怒り、返答を拒否していた。

最終更新:7/15(土) 8:05
THE PAGE