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養子縁組「あっせん希望者を食い物に」 2人に有罪判決

7/14(金) 0:21配信

朝日新聞デジタル

 営利目的で特別養子縁組をあっせんしたとして、児童福祉法違反の罪に問われた民間団体「赤ちゃんの未来を救う会」(四街道市、解散)のいずれも元理事の伊勢田裕(32)、上谷清志(36)の両被告に対し、千葉地裁は13日、懲役1年6カ月執行猶予3年、罰金50万円(求刑懲役1年6カ月、罰金50万円)の判決をそれぞれ言い渡した。

 高木順子裁判長は「利得を目的として、児童の福祉への配慮など一顧だにしていなかった。あっせん希望者を食い物にした身勝手で悪質な行為」と批判。その上で、子どもが引き渡されて間もなく実の親に戻されたことなどから執行猶予付き判決が相当と判断した。

 判決によると、2人は昨年4~5月、優先して養子をあっせんするなどとして東京都の夫婦から計225万円を受け取り、同年6月、神奈川県の女性が出産した子どもを引き渡した。

 営利目的で養子縁組をあっせんしたとする容疑での摘発は全国初だった。

 夫婦は代理人の弁護士を通じ、「今後、このような団体が現れないことを切に願いますが、特別養子縁組の制度が後退しないことも切に願います」とのコメントを出した。(滝口信之)

朝日新聞社