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衆院選の「区割り変更」を部活に例えると…突然、隣の県の予選に!? 「えーっ聞いてないよー」

7/16(日) 7:00配信

withnews

 次の衆議院選挙で「選挙制度」が変わります。それって政治家の問題? いえいえ、わりと身近な問題なんです。なぜなら、「選挙制度」は私たちの意思、時には不満を国会の議論に反映させる「ルール」だから。「選挙制度改革」「区割り変更」。取っつきにくい政治用語を超解説します。

【2分で解説動画】とっつきにくい選挙の話、衆院選の「区割り変更」ってこうことだったのね

対戦相手が、がらっと変わる?

 まず最初に、今回の変更を、とある県のA高校の運動部に例えてみます。

 強豪校として知られるA高。毎年、全国大会を目指して練習を重ねてきました。

 そして予選大会が開幕。と思ったら、A高は、いきなり隣の県の予選大会に入れられることに。

 理由は、隣の県の学校数が少ないから。

 隣の県は、A高の県の半分しか学校がありません。なので、競争率を近づけるための変更が実施されてしまったのです。

 自分の県の予選大会のため、ライバル高校の対策を練ってきただけにショックは小さくありません。しかも、隣の県。予選の出場校は少ないものの、カリスマ指導者のいる全国大会常連のB高がいます。

 A高にとっては「聞いてないよー」という状態です。今からB高対策の練習をして間に合うのだろうか……。

全体の3割で「区割り変更」

 A高の悲鳴。これに近いのが「区割り」の変更です。

 衆議院の選挙制度は、小選挙区比例代表並立制。つまり、衆院議員は「小選挙区」で選ばれた295人と、全国10ブロックごとの「比例区」で選ばれた180人がいます。

 このうち小選挙区とは、全国に295ある選挙区から地域代表1人を選ぶ仕組み。この選挙区の線引きが6月に見直されました。対象は19都道府県の97選挙区。全体の3割ほどにあたり、過去最多の規模です。

 議員の数も、小選挙区が6人減り289人に、比例区が4人減り176人になりました。

候補者にとって死活問題

 選挙区は、住所地によって決まります。区割りが変わるということは、政治家にとって、投票をお願いする相手が変わり、これまでとは違う場所で、違う有権者に選挙活動をするということ。

 候補者は多くの有権者に投票用紙に名前を書いてもらわないと当選できないので、まさに死活問題なのです。

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最終更新:7/16(日) 7:00
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