ここから本文です

県いじめ調査委員会「因果関係特定できず」

7/14(金) 20:53配信

RKK熊本放送

RKK熊本放送

4年前、県立高校の女子生徒が自殺した問題です。県のいじめ調査委員会は「いじめと自殺との直接的な因果関係は特定できなかった」とし学校調査委員会の報告書とは違う見解を示しました。
「「遺書」その他事実を明確化する資料が遺されていないこともあり、自死に至った直接の原因は特定できなかった」(県いじめ調査委員会 古賀倫嗣委員長)
この問題は2013年8月熊本市内の県立高校に通う1年生の女子生徒が自宅で自殺したことをうけ「いじめと自殺との因果関係は認められない」とした学校調査委員会の報告について遺族が「納得いかない」として県に対し再調査を求めていたものです。一年あまりにわたって再調査に当たった県いじめ調査委員会ではいじめと自殺との因果関係ついては遺書など事実を明確化する資料がなく担任や友人となどの聞き取りからも「直接的な原因は特定できなかった」とし「因果関係は認められない」とした学校調査委員会とは違う見解を示しました。また、再発防止へ向け学校や教育委員会に対し生徒の本心の把握につとめる、入学の早い段階から情報モラル教育の充実をはかる、などを提言しました。蒲島知事は、「再発防止の徹底と安心して学べる環境づくりをいそがせたい」とコメントしています。一方、遺族は委員会の報告に一定の評価を示しました。
「ひとつ前進できたと思います」(遺族)
「(因果関係は)認めがたいという判断自体を否定した点は、私たちはある意味では評価はしております」(遺族代理人 橋山吉統弁護士)
今回、調査委員会がいじめと自殺の因果関係を判断できる明確な証言を得られなかった背景には、4年という月日が経ってしまったことにあるとして、改めて学校の対応を批判しました。現在、遺族は県と同級生に対し損害賠償を求める裁判を起こしていますが、代理人の弁護士は「今回の調査報告を今後の裁判でも活かしていく」としています。

RKK熊本放送

最終更新:7/14(金) 21:40
RKK熊本放送