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九州豪雨から10日目 50キロ離れたところでも 大量の流木 稲田防衛相が視察

7/14(金) 18:50配信

TNCテレビ西日本

テレビ西日本

甚大な被害を出した九州豪雨から10日目。

亡くなった方は福岡県内だけで28人となりました。

さらに新たに朝倉市で1人が心肺停止の状態で発見されています。

また上流から押し寄せた大量の流木は50キロ以上離れた佐賀県にも影響を及ぼしています。

【記者】
「大量の土砂が流れ着いたこちらの場所では大勢の警察官や消防隊員がシャベルを使って懸命な捜索活動を続けています。」

今回の豪雨による死者は大分県を合わせ、5年前の九州北部豪雨を超える31人にのぼっています。

さらに16人と連絡が取れず14日も自衛隊や消防などおよそ2500人が捜索に当たりました。

その捜索の足かせとなっているのが…

【自衛隊担当者】
「流木は大きいものが多い。少しずつ重機を数多く入れていく形。」

濁流とともに押し寄せた流木です。

朝倉市と東峰村の河川だけでもおよそ20万トンが堆積していて、5年前の豪雨で出た災害廃棄物の3倍以上にのぼるといいます。さらに…

【記者】
「九州北部を襲った豪雨で佐賀県の有明海沿岸部に漂着した、大量の流木などの本格的な回収作業が14日から始まっています」

その被害は50キロ以上離れた佐賀県の有明海沿岸まで及んでいます。

佐賀県によりますと海岸にはおよそ4千立方メートルが漂着していて、漁業などにも影響が…

【ムツゴロウ漁師】
「今までなかった、ここまでひどいのは。干潟に影響はかなりありますよ、黒くなっている」

流木が押し寄せ無残になぎ倒された植物…。

実はこれ絶滅が危惧されるシチメンソウと呼ばれる植物です。

秋になると色づき「海の紅葉」とも呼ばれ観光客の人気を集めます。

佐賀県は被害が拡大しないよう流木の撤去を始めましたが、全てを回収するには1か月以上かかるとみています。

また、心配されるのが連日の猛暑です。

14日の朝倉市は最高気温が33・4度を記録していて、被災地では13日までに10人が熱中症で搬送されたということです。

そんな炎天下の中、懸命の捜索活動などにあたっている自衛隊。

14日午後には稲田防衛大臣が被災地を視察し、隊員を激励しました。

【稲田大臣】「被災者のニーズに即した救援活動、生活支援に全力をつくしてまいります」

また、稲田大臣は「行方不明者がいるので全力で取り組んで欲しい」と指示しました。

テレビ西日本

最終更新:7/14(金) 18:50
TNCテレビ西日本