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欧州市場サマリー(13日)

7/14(金) 4:11配信

ロイター

[13日 ロイター] - <為替> ドルが主要6通貨に対し横ばいまで回復。当初は昨年10月以来の水準に沈んでいたが、堅調な米指標を受けて持ち直した。

新規失業保険申請数は1カ月ぶりに減少したほか、6月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.1%上昇し、横ばいとの市場予想を上回るなど、米連邦準備理事会(FRB)による今年3度目の利上げを後押しする内容となった。

<ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。製薬大手アストラゼネカ<AZN.L>が売られたほか、原油安に伴い石油大手のBP<BP.L>やロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>も値を下げた。

アストラゼネカは3.4%下落した。パスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)がイスラエルの製薬大手テバファーマスーティカル・インダストリーズ<TEVA.TA>に移るかもしれないとする報道が嫌気された。アストラゼネカは報道を否定することを控えた。

一方、通信大手BTグループ<BT.L>は4.0%上昇した。ヌミス証券が投資判断を開始し、「買い」と評価した。

中型株では建設・サポートサービス会社のカリヨン<CLLN.L>は3.1%下落した。JPモルガンが投資判断を「オーバーウェート」から「ニュートラル」に引き下げた。カリヨンは利益見通しを引き下げ、CEOが辞任したことが嫌気された10日以降、時価総額の70%が吹き飛んでいる。

<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長のハト派寄りの発言を背景に大幅に値上がりした前日からは上昇幅を圧縮した。

景気循環株が好調だった。中でも金利上昇の恩恵を受けるSTOXX欧州600種銀行株指数<.SX7P> は0.88%上昇した。個別銘柄ではドイツのコメルツ銀行<CBKG.DE>が2.7%上昇し、部門の値上がりをけん引した。人員削減目標の達成に向けて順調に進んでいるとの発言が好感された。

フランスの小売大手カジノ<CASP.PA>は3.6%上昇した。第2・四半期決算で売り上げの増加ペースが加速した。国内市場が好調だったほか、景気後退(リセッション)に直面するブラジルでの業績が不況にもかかわらず底堅かった。

<ユーロ圏債券> 独10年債利回りが当初の下げから上昇に転じ、取引終盤までには0.50%を上回る水準を回復した。欧州中央銀行(ECB)が9月の理事会で来年から資産買い入れを段階的に縮小し始める方針を示すとの報道が材料視された。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)はECBが9月7日の理事会で来年から資産買い入れを段階的に縮小する方針をで示唆する公算が大きいと報道。

ユーロ圏国債利回りは、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が前日の議会証言で、FRBが考える自然利子率に到達するまで金利を「それほど引き上げる必要はない」との考えを表明したことを受け、当初は低下していた。

その後、WSJ紙の報道を受けユーロ圏国債に対する売り圧力が増大。約1週間ぶりの低水準にあった独連邦債利回りは上向き、10年債<DE10YT=TWEB>利回りは終盤の取引で2ベーシスポイント(bp)上昇の0.53%となっている。

最終更新:7/17(月) 1:41
ロイター