ここから本文です

調査委、県に設置を 取手中3自殺、両親が申し入れ

7/14(金) 5:00配信

茨城新聞クロスアイ

2015年11月に「いじめられたくない」と日記に書き残して取手市立中学3年の中島菜保子さん=当時(15)=が自殺した問題で、菜保子さんの両親が13日、県庁を訪れ、新たな調査委員会を県に設置するよう求める申し入れ書を県教委の担当者に手渡した。県教委は「県として何ができるか、課題を検討し、できるだけ早く回答したい」と前向きな姿勢を見せた。

申し入れ書では、自殺はいじめのほか、教師の誤った指導も原因としており、市や市教委が調査委を設置することを不適切と主張。県知事直轄の調査委▽委員長は日本弁護士連合会から▽開催ごとに資料や議事の概要を遺族に報告すること-などを求めている。

会見した菜保子さんの父、中島考宜さんは「(市教委に)苦しめられてきた。市教委が改めて調査委を立ち上げるのは納得できない」と訴えた。県義務教育課の森作宜民課長は「いじめ防止対策推進法にのっとれば、調査委は市か市教委が設置すべきだが、両親はそれを分かった上で来た」と理解を示した。

問題を巡っては、市教委は菜保子さんの自殺が同推進法に基づく「重大事態」に該当しないと16年3月に議決し、第三者委を設置。しかし、文部科学省から指導を受けて議決を撤回、同調査委を6月に解散、新たな調査委を設けることになった。  (石川孝明)

茨城新聞社