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【オーストラリア】NSW政府、中国・神華から採掘権買い戻し

7/14(金) 11:30配信

NNA

 オーストラリアのニューサウスウェールズ(NSW)州政府は13日までに、中国のエネルギー大手の神華集団(Shenhua Group)から、州北西部リバプールプレーンズにあるウオーターマーク炭鉱開発プロジェクトの採掘権の51.4%を買い戻すことで合意した。炭鉱周辺には農地が広がり、農家や環境保護団体は同開発に強く反対していたことから、州政府は開発計画を見直す方針だ。地元各紙が伝えた。
 NSW州政府は、神華集団が保有する採掘権の51.4%を2億6,200万豪ドル(約227億7,256万円)で買い戻す。神華集団は残りの採掘権を保有し、周辺の農業に影響が出ない範囲で開発を行うという。
 神華集団はウオーターマーク炭鉱の採掘権を2008年に取得。採掘開始後30年間で年間1,000万トンの石炭生産を見込む計画だった。だが、連邦政府のジョイス農相は「オーストラリアで最高の農地の真ん中に大規模鉱山があるなんてばかげている」と非難するなど、同炭鉱開発には政界からも反発の声が上がっていた。
 ウオーターマーク炭鉱があるリバプールプレーンズは、農業に適した肥沃(ひよく)な土地として知られている。同地での石炭採掘が地元農業に多大なリスクをもたらすと懸念した州政府は昨年8月、英豪資源大手BHPビリトンから、リバプールプレーンズのカルーナ炭鉱の採掘ライセンスを約2億2,000万豪ドルで買い戻した。

最終更新:7/14(金) 11:30
NNA