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府中駅南口に大型複合ビル「ル・シーニュ」 35年にわたる再開発が完了 /東京

7/14(金) 10:00配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 府中駅南口に7月14日、大型複合ビル「LE SIGNE(ル・シーニュ)」(府中市宮町1)がオープンした。同ビルの完成により府中駅南口第一地区再開発事業が完了し、道路など駅周辺環境が整った。(調布経済新聞)

 同ビルは、地下3階地上15階建て、敷地面積約6700平方メートル、延べ面積約5万7000平方メートル。商業ゾーン、公共施設ゾーン、住居ゾーンで構成された複合施設。名称のル・シーニュは、フランス語の「萌(きざ)し」「予感」に由来する。

 商業ゾーンの「SHOP PODS」(地下1階~地上4階、店舗面積約1万3000平方メートル)は、「京王ストア」「成城石井」「無印良品」などの大手店、各種専門店、飲食店、クリニックなど96店舗が営業する。

 公共施設ゾーンは、市民活動センター「プラッツ」(5・6階)、府中の森芸術劇場分館(地下2階)、府中駅南自転車駐車場(MB階)、府中駅南口市営駐車場(地下2・3階)から成る。プラッツには市民活動と市民協働の拠点として、会議室やサロンなどの交流スペース、演劇や講演会に利用できる「バルトホール」(移動観覧席120~284人収容)、市政情報センター、消費生活センターが入居。府中の森芸術劇場分館には、防音機能の整った4つの音楽練習室が備えられている。

 住居ゾーンは分譲住宅を含む138戸の「プラウド府中ステーションアリーナ」(7~15階)が建設された。

 同ビル完成にあわせて府中駅から直結する「交通広場上部ペデストリアンデッキ」と、隣接する商業施設フォーリスと同ビルを結ぶ「宮町中央通り上部ペデストリアンデッキ」も新設。周辺道路の宮町中央通りと府中駅前通りが整備され、既存の府中駅交通広場が約2450平方メートル拡張された。これにより、歩行者とバス・タクシーなど公共交通機関の利便性向上が期待される。

 同地区の再開発は、43年前の1974(昭和49)年に計画発案され、1982(昭和57)年に都市計画が決定。1996年に伊勢丹府中店を核とする商業施設「フォーリス」が開店し、2005年にTOHOシネマズ府中を含む商業住居複合施設「くるる」が開業した。今回の同ビル完成により同地区の再開発事業が完了し、同市の表玄関である駅から大國魂神社へ向かう街並みが整った。

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