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外国人富士登山者にトイレマナー 静岡県、啓発グッズ充実

7/14(金) 8:15配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 10日に静岡県側の3登山道(富士宮、須走、御殿場口)が開山した富士山で、県が外国人登山者を対象にした啓発グッズを充実させている。年々増加傾向にある外国人登山者が、ルールやマナーに対する認識の不足から山小屋運営者らを困惑させているとの事情が背景にある。

 特に問題となっているのはトイレに関するルールやマナー。県自然保護課によると、本県側の山小屋運営者にアンケートを行ったところ、「トイレにごみを捨てる」「トイレ使用時のチップに協力してくれない」といった苦情が寄せられた。

 そこで今シーズン、県は新たに「ごみを便器に捨てないで! トイレチップにご協力を!」と日本語、英語、中国語など6カ国語で記したA4判のトイレマナーシートを320枚作製。富士山5合目以上のトイレ32カ所への掲示用として山小屋関係者らに配布した。

 さらに事前の周知に力を入れようと、日本語学校や外国人向け旅行センターへの配布用に、英語と中国語を併記した富士山マナー啓発手拭い5千枚も作った。6カ国語に対応したマナーガイド「富士山へ登る人のために」は発行部数を2016年の7万部から12万部に増やし、登山道の混雑緩和のため今シーズン初めて作った混雑予想カレンダーを内容に加えた。

 県が16年7月29日から8月7日まで本県側3登山道5合目で行った調査によると、外国人登山者数は2429人で全体の8・7%。今年も多くの来訪が予想されている。同課の担当者は「トイレへのごみ捨ては設備の故障や悪影響にもつながる。ルールを守り、みんなが快適に登山を楽しんでほしい」と話す。

静岡新聞社