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広島・誠也HRダービーで荒療治じゃ!夢舞台で復調つかむ、フルスイングお手本

7/14(金) 6:04配信

デイリースポーツ

 「マイナビオールスターゲーム・第1戦、全セ-全パ」(14日、ナゴヤドーム)

 広島・鈴木誠也外野手(22)が13日、球宴での“ホームランダービー荒療治プラン”を掲げた。ファン投票で第2戦(15日・ZOZOマリン)でのホームランダービー出場が決定。共に出場する中日・ゲレーロ、DeNA・筒香、ソフトバンク・柳田をお手本にして、打撃復調へのきっかけをつかむ。

 鯉の4番にふさわしい、絶好の舞台が用意された。長打自慢だけが集うホームランダービー。日本ハム・大谷との同級生対決に期待は高まるが、鈴木は自虐的な笑みを浮かべた。「あんなバケモノには、かないません。(千葉の)風頼みです」とポツリ。ファン投票の結果に感謝しつつ、「恥じないように頑張ります」と静かに意気込んだ。

 控えめな発言は大谷のポテンシャルを知るからこそだ。だが、表情には苦悩の色がにじむ。今季は4番として、前半戦を独走で首位ターンしたチームをけん引。83試合にフル出場し、打率・296、17本塁打、64打点。4番のプレッシャーをはねのけ堂々の数字を残したが、納得はしていない。最近は試行錯誤を繰り返している。ノーステップ打法を試すなど、なりふり構わず復調への光を探してきた。

 だからこそ“荒療治”も辞さない。アトラクションのホームランダービーで長打を狙うあまり、打撃フォームが崩れてしまう恐れもあるが「もう崩れているので、直るかもしれませんね」と苦笑い。ジョーク交じりに心配事を吹き飛ばした。

 「ゲレーロ、筒香さん、柳田さん…」。誠也は自ら名前を挙げ「少しでも吸収できたらいいと思います」と気を取り直すように言った。普段の練習の合間には、筒香らのフォームをまねて素振りすることもある。「去年と違うメンバーもいる。みんなと話すことがあれば、いろいろ聞いてみたいです」。2年連続2度目の球宴出場にも好奇心は旺盛だ。初出場の前回と違って、今年は慣れもある。間近でお手本を見て、復調へのきっかけにしたいところだ。

 全セの指揮を執る緒方監督は「勝ちにこだわって戦いたい」と口にしている。初戦からスタメン起用が有力な誠也も「仲良しこよしではいけないと思う。真剣勝負でしっかりやりたい」と勝負師の顔に戻った。昨季は監督推薦で初出場し、敢闘賞を受賞。今年はファン投票と選手間投票のダブルで選出された。自身への期待はヒシヒシと感じている。勝負の後半戦へ、無我夢中のフルスイングで弾みをつける。