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昭和第一学園、ノムラの教えで夏1勝!田中監督「選手のおかげです」/西東京

7/14(金) 7:00配信

サンケイスポーツ

 第99回全国高校野球選手権大会(13日、ネッツ多摩昭島スタジアムほか)29大会で230試合が行われ、西東京2回戦では、昭和第一学園が玉川学園に10-3で七回コールド勝ち。田中善則監督(49)は社会人野球シダックス時代、当時の野村克也監督(82)の下でコーチを務め“ノムラの教え”をたたき込まれた。夏の大会では、うれしい自身初白星となった。山梨2回戦では東海大甲府・高清水大樹投手(3年)が都留戦で5安打完封し、5-0で勝利した。

 打線が13安打10得点と爆発し、コールド発進。2014年の就任後、夏初勝利に田中監督は、白い歯をのぞかせた。

 「選手のおかげです。野球部が70周年の節目の年。何としても勝ちたかった。満足はできませんが、うれしい1勝です」

 “ノムラの教え”でつかんだ1勝だ。同監督は、シダックス時代にコーチとして監督だった野村氏に師事。学校にある自身の机には、野村氏の写真を置き「最近は、自分が野村さんになったつもりで選手に話しています」と笑う。

 2014年の春から総監督としてチームに関わり、同年秋から監督に就任。野村氏の格言「人間的成長なくして技術的進歩なし」をもとに、道具を大切にすることから指導を始めた。

 ミーティングでは田中監督がサンケイスポーツを購入し、連載された「ノムラのすべて」を教材にして相手投手の球種、打者の傾向などを研究。選手たちは記事をノートに貼り付け、繰り返し見直している。この日、5回1失点と好投したエース磯川は、外角低めの直球「原点投球」などに触れ「考え方が変わりました」。練習試合で打ち込まれることが多かった投手陣も、強豪校相手に善戦するようになった。

 次戦は15日の都昭和戦。激戦の西東京大会について「(早実)清宮くんがいたり、日大三も力がある。これほど注目された予選はない」と選手たちを鼓舞する田中監督。ノムラの教えで、旋風を巻き起こす。