ここから本文です

市川三郷の印章会社とWWFタッグ 印鑑で絶滅危惧種救え 山梨

7/14(金) 7:55配信

産経新聞

 ■印面にシルエット 1つにつき600円寄付

 絶滅の危機にある野生動物のシルエットを印面にデザインした印鑑を、印章製造販売の谷川商事(市川三郷町岩間)が発売し、話題になっている。世界自然保護基金(WWF)ジャパンの依頼で商品化した。約2万2千の名字に対応。111種の希少動物のシルエットから1種類を充ててデザインする。価格は認め印が1700円、チタン製の高級品が1万6千円。1つにつき600円がWWFに寄付され、絶滅危惧種の保護に役立てる仕組みだ。 

 商品名は「ウィズ スタンプ(WITH STAMP)」。WWFジャパンの担当者は商品化の狙いについて、「日常で使う印鑑を通じて、絶滅危惧種の保護などに関心を持ってもらいたい」と話す。

 印鑑は長さ6センチ。アルミ製で朱肉がなくても使える認め印(半径9ミリ)と、朱肉が必要で、銀行印などに適したチタン製(同12ミリ)の2種類がある。

 印面にあしらうシルエットは1カ所に限定。名字の漢字のへん、つくりをホッキョクグマなど動物のシルエットに置き換える。

 WWFジャパンのホームページのトップ画面で、商品名の表示をクリックして名字を入力すると、数秒でシルエット入りの印面が示される。シルエットに使われた絶滅危惧種の説明や動物の画像も表示される。

 最後に出てくる購入画面で注文する仕組み。購入せずに、自身の印面をツイッターなどで紹介するだけでもいいという。

 谷川商事によると、先月末の発売から注文が殺到しており、現在までに1万数千個を受注した。「生産が追いつかず、受注後、納品まで1カ月程度かかっている」(営業担当)。個人のほか、数人のグループの注文も目立ち、誕生祝いなどプレゼント用の需要もあるという。

 環境NGO「国際自然保護連合」(IUCN)が作成した絶滅危惧種のレッドリストは、昨年9月時点で約2万4千種。WWFジャパンの担当者は「末永く印鑑を使っていただくことで、絶滅危惧種への関心を持続してもらい、家族や周囲の人に広げてほしい」と話している。

最終更新:7/14(金) 7:55
産経新聞