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ハム大谷に評価急落の危機 米スカウトが“危険な兆候”指摘

7/14(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「出力を上げるという意味では問題なかったんですけど、制御することができなかった。課題が残る内容でした。反省を次に生かせるよう、しっかりと調整していきたい」

 日本ハムの大谷翔平(23)が登板後、こう言った。

 12日の対オリックス戦。今季初の一軍マウンドは1回3分の1を投げて2安打、2奪三振、3四球、4失点とボロボロだった。

 ネット裏にはメジャースカウトがズラリ。ドジャース、レンジャーズ、レッドソックス、ツインズに加え、ヤンキースのスカウトも姿を見せた。

「ヤンキースのスカウトは10日から今回の3連戦をチェックしている。なので大谷が10日、DHでスタメン出場した試合も見ています。今オフにもメジャー移籍の可能性があるだけに、ケガの回復具合を確かめにきたのでしょう。どの程度、動けるようになったのか判断しているのです」

 と、さる代理人関係者がこう続ける。

「他球団のスカウトもだいたい似たような目的ですよ。この日の大谷は球数も29球だし、言ってみればメジャーのスプリングトレーニングで初めて投げたようなもの。制球が定まらずに4失点だろうと、結果自体はまったく問題ない。オフに右足首の手術が必要? だからといってメジャーの大谷に対する評価が下がるわけではありません」

■無意識に右足をかばうしぐさ

 押し出し四球があろうと高い評価に影響はないというのだが、この日の大谷の投球を見たメジャーのあるスカウトは、「ただ、ちょっと気になる点はありましたね」と、こう言った。

「大谷はそもそも立ち上がりの悪いピッチャーです。30球の制限がある中で、ベストの投球をしろというのが無理な話でしょう。おまけに今季初登板。予定の球数を無事に投げ終えただけでよしとすべきだと思いますね。気掛かりなのは投げるときに軸足、つまり右足を気にしている点。無意識かもしれませんけど、かばっているように見えたのです」

 大谷は昨年の日本シリーズの最中に右足首を痛めた。それが原因で3月のWBCを辞退。野手として全力疾走できない状態で開幕を迎え、左太もも肉離れまで患った。その結果、約2カ月間、離脱を強いられた。

 左太ももを痛めた前回の轍を踏まないよう、今回は大事を取った上での復帰らしいから、大谷の両足は周囲が想像する以上に回復しているに違いない。

 すでに全力疾走だってやろうと思えばやれるくらいの状態なのだろうが、「無意識のうちにかばう」しぐさが見られるのは「危険な兆候」だと前出のスカウトがこう言った。

「右足をかばっているように見えるのは、軸足でマウンドを蹴る力が不十分だということ。下半身のパワーが十分、ボールに伝わっていないわけで、いきおい、上半身で補おうとしがちです。これまで以上に肩や肘に負担がかかるわけで、この時期に肩肘を痛めたら、それこそ大問題。大谷の評価はガクンと下がる可能性すらあります。高校時代から現在に至るまで、肩肘に大きな故障をした経験がないのは彼の大きなセールスポイントですから」

 投打の二刀流への復帰は、これまで以上に慎重を期す必要がありそうなのだ。

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