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失禁注意!! 3.75G加速と圧縮空気の衝撃…富士急ハイランドのジェットコースター『ド・ドドンパ』 7月15日始動

7/14(金) 12:30配信

レスポンス

重力加速度前後3.75G、時速180km/h。「世界最大の加速力」の世界へ---。富士急ハイランドは、世界一の加速力、世界最大級ループを誇るジェットコースター『ド・ドドンパ』を7月15日から稼働させる。

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ド・ドドンパは、昨年10月から営業休止していた『ドドンパ』に、さらなる加速度とループを加えた進化版。旧タイプの加速性能がスタートから1.8秒で172km/hだったものを、ド・ドドンパは1.56秒で180km/hに到達してしまう、「世界最大加速」が自慢のコースターだ。

「加速と最高速度の引き上げに貢献したのは、軽量化。もともと4.6tあった車両重量を、600kg軽くし、4tに。さらに、コース途中の垂直タワーを解体し、爆発的な加速力を下へのGに変換させるためにループ軌道を新設。直径39.7mの世界最大級ループにコース変更した」(開発陣)

メディア向け先行体験会でその加速度を体感。3から始まるカウントダウンで、高圧エアーが爆裂するような音と衝撃波ともにトンネル内を一気に加速する。一気というよりも、動き始めた瞬間に前方へ放り出される感じ。

トンネル内の直線で180km/hへと加速していくが、このときは前後方向に3.75Gの重力加速度がかかる。前後4G弱という「G」は、もはや人間の動きを止める。逆に無重力の空間にいるような感覚に陥り、トンネルを出て外気に触れたときに、あらためて呼吸ができる……、という感じだ。

全長1244mあるド・ドドンパは、そのスタートに醍醐味がある。下車後、放心状態でスタートからの直線レーンを高架下から見ると、これまでにない音、響き、風を感じた。これはいったい……!?


直線レーンのトンネル出口から見ていると、スタート直前に強大な圧縮空気が抜ける音と、押し出される巨大な圧力を感じる。このド・ドドンパは、エアーランチ方式を採用し、圧縮空気の力でゴムパチンコのように吹っ飛んで行くという仕組みなのだ。

「直線レーンのレール直下にでっかいメインシリンダーがあって、メインタンクの両脇に2つのサブタンクがある。メインシリンダー内に、ピストンが入っていて、そのピストンと車両をフックでつないで、サブタンクの圧縮空気の力で車両を引っ張り出す」(開発陣)

「世界のジェットコースターのなかで、速い順にランキングすると、ド・ドドンパは4位。トップ5のなかで、ド・ドドンパだけが唯一エアーランチ方式を採用。そのほかの4機は、電磁誘導のリニアモーター方式。フェラーリがつくったコースターが現在、世界最高速の240km/hだけど、リニアモーター駆動だから最高速度に達するまでに4.9秒かかる。このエアーランチ方式のド・ドドンパは、その半分以下の1.56秒」(同)

前後の3.75Gから解放されてホッとできると思いきや、ド・ドドンパは甘くない。こんどはループにさしかかる手前で上下方向に3.76Gがのしかかる……。記者はもう、失禁寸前だ。

下車直後は、「何かを後方に置き忘れてきた」というような、脳神経系がやられた感覚。食事もままならない。なんとか気力だけで、世界最大加速度から「大人のゆったり、ラグジュアリー」を演出する豪華バスの展示場へと移動した。

◆JR東日本「四季島」を体感できるスペシャルなセレガで我に返る

メディア先行公開のこの日、富士急グループのフラッグシップ貸切バス「GRAND BLEU RESORT(グランブルーリゾート)」も公開されていた。JR東日本の豪華列車「TRAIN SUITE 四季島」と組む、山梨観光用につくられたバスだ。

保有は富士急山梨バス。ベースは日野『セレガ』のスーパーハイデッカータイプ。前面のヘッドライトまわりは、富士急山梨バス特注の独自スタイル。「リアランプまわりも、職人にお願いしてシルバーに仕立てた」とスタッフは話していた。

「施工はジェイ・バスの小松工場。総革張りのシートは天龍工業製。後方にはパウダールームとトイレを設置。こうしたトイレ・パウダールーム付き大型貸切バスは、山梨県内初。四季島運用以外では、観光ツアーバスとしても動かすから、四季島の旅を疑似体験してみて」とも話していた。

余裕のある大人の雰囲気を体感していると、不思議と身体の調子が戻ってくる。富士急ハイランドに新たにオープンした「グリルキッチン MEAT×MEET」で、鉄板肉料理をガッツリ喰らえば、またあの失禁寸前マシンにトライしたくなる。「こんどこそ、3.75Gの1.5秒であがいてみせる」と……。





《レスポンス 大野雅人》

最終更新:7/14(金) 12:30
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