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石井杏奈、女優とE-girlsを両立させる覚悟を新たに

7/14(金) 8:16配信

シネマトゥデイ

 E-girlsのパフォーマー、女優として多忙な日々を送る石井杏奈が、人見知りを克服したという新作映画『心が叫びたがってるんだ。』(7月22日公開)への思いから、石井流の役づくり、アーティストと女優を両立させる意義までを語った。

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役作りのアプローチは「裏設定」を考えるところから

 2015年に11億円を超える大ヒットを記録した劇場アニメを実写化した本作。石井が演じるのは、人と本音で向き合うことのできない坂上拓実(Sexy Zone・中島健人)、幼少期の出来事が原因でしゃべれなくなった成瀬順(芳根京子)らと共に高校のミュージカルの上演に奔走するチアリーダー部の部長・仁藤菜月。優等生で一見問題がなさそうに見えるが、実は中学時代に拓実を傷つけてしまったトラウマを抱えている。

 石井にはかねてからテレビドラマや映画の撮影に入る前に必ず行っていることがある。それは、演じるキャラクターの印象やバックグラウンドなどの裏設定をノートにつづること。「『ソロモンの偽証』(2015)で成島出監督の教えを受けて始めるようになったのですが、今回もまず菜月の性格から始まり、どういう家庭環境で育ったのか、『きっと一人っ子だろうな』『両親に厳しくも楽しくも育てられたんだろうな』と想像しながら、現在に至るまでの過程を時系列で書いていきました」。テレビドラマ「仰げば尊し」(2016・TBS系)で共演した寺尾聰から初めに台本を読んだときに思ったことが重要だと助言されたことも大きかったようで、「台本を読み込んでいくと最初の気持ちを忘れてしまうので、忘れないためにも書くことは大事」と先輩たちからの学びをかみしめる。

 熊澤尚人監督の要望を受け、あえてアニメ版を観ずに撮影現場に入ったという石井だが、入念な役づくりが結実し、菜月になっている自分を感じた瞬間があった。それが、拓実への恋心を断ち切る決意をするシーンだ。「『わたしも応援する。成瀬さんのことも、坂上くんのことも』と言いながら、目を合わさずに拓実を通り越したときに涙がボロッと出たんです。まさか泣くとは思っていなかったんですけど……。絶対涙を見せてはいけないシーンなので最終的にはカットになりましたが、自分の中でちゃんと菜月になれているんだと確信できた大事なシーンでした」。

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最終更新:7/14(金) 8:16
シネマトゥデイ