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恐竜の卵、誕生に迫る 恐竜博物館で特別展 福井

7/14(金) 7:55配信

産経新聞

 県立恐竜博物館(勝山市村岡町)で14日から特別展「恐竜の卵~恐竜誕生に秘められた謎~」が開幕する。通称「ベイビー・ルイ」といわれる世界唯一の、獣脚類の大型オヴィラプトロサウルス類の胚(はい)(卵内で恐竜の姿に生長した状態)化石(複製)と、オヴィラプトル類の幼体「ユロン」の実物化石が日本初公開されるのをはじめ、体長約10メートルの肉食恐竜のトルヴォサウルスの全身骨格化石などを展示。恐竜が鳥に進化する過程を卵と巣を通して見られる。10月15日まで。

 開幕前の13日に報道関係者向け内覧会が開かれた。

 日本初公開の化石13点、実物化石77点など計112点の標本を展示。このうち同博物館と姉妹提携している中国・浙江省の浙江自然博物館が78点を提供した。

 会場では「様々な卵とその研究」「恐竜の卵と巣の進化」「東アジアの恐竜大営巣地」の3つのゾーンに分けて展示。「恐竜の卵と巣の進化」ゾーンで展示される、体長約8メートルに成長したと推定される羽毛恐竜の大型オヴィラプトロサウルス類の胚化石「ベイビー・ルイ」は、卵から出た状態の小さい恐竜の骨格化石。1993年に中国河南省で発見され、今年5月に学名(ベイベイロン・シネンシス)がつけられた。

 また肉食恐竜の大型トルヴォサウルスの全身骨格と過去に発見された中で最も原始的な獣脚類の巣の化石(日本初公開)を展示。オヴィラプトル類の仲間の幼いユロンの骨格化石なども日本初公開となっている。

 恐竜博物館の今井拓哉研究職員は「卵化石60点以上を含め実物化石が77点と多い。中国の貴重な化石を見比べられるのは、なかなかない」と話した。

最終更新:7/14(金) 7:55
産経新聞