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斎藤二軍監督が一軍投手C復帰 巨人“大胆配転”のその先

7/14(金) 11:58配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「大胆と言えば、大胆な人事だよな」

 巨人OBがこう言うのは、13日に球団が発表したコーチングスタッフの配置転換である。

 目玉は、斎藤雅樹二軍監督(52)の一軍投手コーチ復帰だ。これにより一軍のチーフ格だった尾花高夫投手コーチ(59)がブルペン担当に、ブルペン担当だった田畑一也コーチ(48)はスコアラーに転出。二軍監督には内田順三巡回打撃コーチ(69)が就くことになったのだが、「斎藤は『ポスト由伸』のひとりに考えられている。前半戦の低迷で由伸の進退に関する雑音が収まらない中、現監督と次期監督候補が手に手を取り合って後半戦を戦うことになるわけだからね」と、冒頭のOBがこう続ける。

「現役時代に通算180勝を挙げ、平成の大エースと言われながら、これまで監督候補として名前を取り沙汰されることがなかった。原(前監督)の子分というイメージが巨人内で強すぎたからだが、昨年の殿堂入り前後から明らかに雰囲気が変わってきた。一昨年限りで退任した原に殉じず、二軍監督としてチームに残ると、1年目にイースタン・リーグを制して、ファーム日本一。若手の日本代表を率いて、第1回U―23W杯も制して初代チャンピオンになった。その際、読売関係者が『これでまたハクがついた』と本人以上に喜んでいたからね。そして、殿堂入りだ。ポスト由伸の最有力候補だよ」

■二軍監督として存在感が増していた

 一軍がジワジワと負けを重ね始めた今年5月には、読売新聞の電子版に突然、斎藤二軍監督のロングインタビューが掲載された。ファーム指揮官としての考え、指導法を持ち上げ、たっぷりと紹介する内容に、チーム内でも「次は斎藤さんか」との声が出ていた。

 本来なら、リーグ5位のチーム打率.244に沈む打撃部門にも手を入れてしかるべきだが、それより尾花コーチの配置転換を優先したのだろう。由伸監督とはともかく、他のコーチ陣や投手陣との関係がしっくりいってなかった。もちろん、チーム内でも「斎藤二軍監督さんの一軍コーチ復帰は、次を見据えてのことでしょ」とみられている。

 鹿取義隆GMは今回の新体制を「チームが浮上するために最高の配置転換だと思っている」と説明。この日、イースタン監督としてフレッシュオールスターに参加した斎藤二軍監督は、「一つでも多く勝てるように投手陣を盛り上げたい」と抱負を語った。

 4位で前半戦を終えた巨人と3位DeNAとの差は4ゲーム。由伸監督と斎藤コーチの呉越同舟、けだし見ものである。

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