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海底イメージ、深海魚迫力 沼津・駿河湾生物館が新装

7/14(金) 9:33配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 沼津市戸田の市営施設「駿河湾深海生物館」は13日、22日のリニューアルオープンを前に、展示物の一部を公開した。近年の深海魚ブームを追い風に、市が専門家らと全面的に展示を見直し、子どもが楽しく学べる施設に生まれ変わらせた。市は同日から始まる沼津―戸田間の航路復活や深海魚料理などの観光資源と合わせ、夏休みシーズンの戸田地区への誘客に本腰を入れる。

 同館は1987年、研究のため収集された深海生物の展示を目的に開館。300種を所蔵する一方、展示はホルマリン漬けの標本が中心で、2006年に1万4千人だった来館者はここ数年、8千人程度にとどまっていた。

 市は深海生物の研究で戸田のトロール漁船に長年乗船している猿渡敏郎東京大助教や生き物好きのお笑い芸人、ココリコの田中直樹さんらに監修を依頼。迫力があるタカアシガニや深海ザメ、戸田で食べられている「おいしい深海魚」など見どころを集約した135点に絞り、海底をイメージしたジオラマも新設する。

 ザラザラしたうろこが特徴の「オロシザメ」は全国的に希少で、1985年に新種登録した際のはく製など3体を所蔵。ことし水揚げした70種超も更新した。猿渡助教は「常設としては世界有数の展示。今後も種類を増やしたい」と話した。

 22日午前10時から開館イベントを開き、名誉館長の田中さんとの観賞ツアーや深海魚の撮影会を行う。入館料は大人200円、小中学生100円。



 ■快速遊覧船が夏季運航

 戸田地区へのアクセス向上に向け、エスパルスドリームフェリー(静岡市清水区)は22日から8月31日まで沼津―戸田―土肥港間で快速遊覧船「ドリームスター」を運航する。戸田観光協会は乗船した人にホテルや旅館でのドリンク提供、飲食店での割引などのサービスを開始。市は期間中の無料レンタサイクルを増設する。

 運航は5月の大型連休に続く2回目。2日間有効の沼津―戸田の往復チケットは3500円。土肥や戸田での宿泊を想定した駿河湾フェリー(清水―土肥)との組み合わせチケットなども販売する。

 問い合わせはエスパルスドリームフェリー<電054(353)2221>へ。

静岡新聞社