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<劉暁波氏死去>中国の対応に批判相次ぐ

7/14(金) 11:21配信

毎日新聞

 中国の民主活動家でノーベル平和賞受賞者の劉暁波(りゅう・ぎょうは)氏が13日、多臓器不全のため中国遼寧省瀋陽の病院で死去した。61歳だった。瀋陽市司法局が発表した。非暴力で中国共産党の独裁を批判し、民主化運動の象徴となっていた。国際社会では劉氏死去を惜しむ声が高まる一方、病状が深刻になるまで投獄してきた中国当局に対する批判が相次いでいる。

 トランプ米大統領は13日、「民主主義と自由の追求のため人生をささげた詩人、学者、勇気ある活動家だった」と追悼する声明を発表した。妻の劉霞氏や家族、友人に弔意を送った。

 ティラーソン国務長官も声明で「彼の戦いはノーベル平和賞にふさわしい人類の精神を体現していた」と称賛した。自宅軟禁状態にある劉霞氏について「彼女の求めに応じ、自宅軟禁から解放し、出国を認めるよう中国政府に求める」と表明した。一方、台湾の蔡英文総統は13日、自身のフェイスブックで追悼文を発表。「この上ない悲しみを感じている。人権活動の闘士に最大の敬意を表したい」と述べた。劉氏が目指した中国の民主化を「劉氏の『中国の夢』だ」と指摘。中国の習近平国家主席が掲げるスローガン「中国の夢」と同じ表現を使い、「『中国の夢』は力を誇示するものではなく、劉氏の夢を取り入れるべきだ」と、民主化を呼びかけた。

【瀋陽・林哲平、ワシントン山本太一、台北・福岡静哉】

最終更新:7/14(金) 13:36
毎日新聞