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総額350億円超!楽天「バルサ巨額投資」の思惑

7/14(金) 16:36配信

東スポWeb

 インターネット通販大手の楽天は13日、都内でサッカースペイン1部バルセロナとのスポンサー契約に関する会見を行った。この日のためにアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(30)とブラジル代表FWネイマール(25)のダブルエースがわざわざ来日。年間5500万ユーロ(約71億円)という超強気な投資の裏には、いったいどんな事情があるのか――。

 会見にはメッシとネイマールに加え、DFジェラール・ピケ(30)、MFアルダ・トゥラン(30)の4選手、そして楽天の三木谷浩史会長(52)が出席した。メッシは今季の目標を「バルセロナでプレーする機会のあるタイトル全てを手に入れたい」と堂々宣言。オフにエルネスト・バルベルデ監督(53)が就任し「バレンシア、ビルバオで素晴らしい監督ぶりだった。スタートが楽しみ。今までと同じようにMAXでプレーしたい」と新指揮官のもとで全力プレーを誓った。

 ネイマールは「日本には何度も来ていて毎回楽しんでいる。とても温かくもてなしてくれて、食べ物や文化を楽しんでいる」と親日家ぶりをアピール。「チームとして勝つことができれば」と意気込みを語った。

 世界屈指のスーパースターコンビが揃って取材に応じるのは異例中の異例。さらに会見後には、都内の高級ホテルで契約記念パーティーを開催。バルセロナの選手に加えて、J1神戸に加入した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)とFWハーフナー・マイク(30)も神戸から駆けつけ、人気ロックバンド「X―JAPAN」のYOSHIKI(51)ら多くのタレントも出席して盛大な宴となった。

 今回の発表だけのために膨大な費用をかけたのは、楽天にとって社運をかけた契約だからだ。7月からスタートした「メイングローバルパートナー」及び「オフィシャルイノベーション&エンターテインメントパートナー」は4年プラス1年の延長オプション付きの契約で、総額350億円を超える超巨額投資。それでも三木谷会長は「経済的にも十分、投資回収ができる」と強気だ。

 バルセロナは世界屈指の人気クラブで、12日に米経済誌フォーブスが発表したスポーツチームの資産価値ランキングでは36億4000万ドル(約4120億円)で4位。さらにバルセロナによる同市内への経済効果は約1200億円というデータもあり、広告価値は絶大だ。楽天側は「世界市場におけるブランドの認知向上」を目指すとしており、欧州、そして世界の市場へ進出するうえで最高のパートナーと考えている。

 すでに「Rakuten」のロゴ入りユニホームが発表されているほか、通販サイト「楽天市場」内にバルセロナのグッズを取り扱う特設サイトを開設。今年秋には選手やクラブエンブレムをデザインに採用したクレジットカードも発行する。さらには「さまざまな活動を活発化させていく」(三木谷会長)と強力タッグでさらなる事業展開を図る方針だ。

 名門クラブとのタッグ結成で“世界制覇”へまっしぐら。この日のスターの共演はまだその序章にすぎない。

最終更新:7/14(金) 17:22
東スポWeb