ここから本文です

「おむつ」でプール 静岡市、一部可能に

7/14(金) 11:00配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 おむつの取れていない乳幼児の市営プール利用を禁止している静岡市は、7月から一部施設で禁止措置を解除した。乳幼児家庭からの利用希望などを受けての方針転換で、水遊び用パンツ(紙おむつ)着用が条件。保護者は「家族一緒に利用できる」と歓迎するが、「漏れ」を不安視する声も根強い。

 乳幼児の市営プール利用を巡っては、所管課によって対応が分かれる。禁止措置を解除したのは9施設を所管する市スポーツ振興課。残る8施設を所管する市公園整備課などは禁止措置を続ける。

 市保健所は2014年1月、市内の官民プール管理者に対し、同パンツ着用によるプール利用は「衛生上の観点から好ましくない」と通知した。市スポーツ振興課は通知を受けて禁止としたが、「家族一緒にプールに行けない」「近隣他市は認めている。なぜできないのか」などの声が多く寄せられた。

 指定管理者が主催する親子向け水遊び教室にも制約が生じていたことから、今春再考し、スポーツ振興の観点から「乳幼児の水遊びの機会を確保する」として解除を決定。保健所の見解も重視し、開放は乳幼児用プールに限定した。

 長女とおむつの取れていない次女(2)を育てる静岡市葵区の主婦(37)は「姉妹一緒に入ることができる」と歓迎。3児の母親(37)も末の2歳児が利用できず、家族では川やおむつが取れていなくても利用できる富士市営プールに出掛けているといい、「(末っ子は)入る気満々」。3歳と0歳の孫を預かる男性(66)は「外で遊ばせたいが、お金がかかるので夏は市営プールに限る。調べたら利用可能とあった。助かる」と話す。

 一方、下の2歳児がおむつが取れていない母親(36)は「水遊び用パンツとはいえ、漏れる不安はある」といい、2児いずれもおむつが取れた母親(36)も「乳幼児用プールで一緒に入るのは、少しちゅうちょする」と複雑な心境を吐露した。

 県内では、富士市が競技用施設を利用不可、レジャー用施設で利用可と対応を分けている。市営16施設を持つ浜松市は11施設で利用可、沼津市は市営2施設いずれも利用可としている。



 <メモ>水遊び用パンツを着用した上でおむつの取れていない乳幼児の利用が可能となった静岡市営プールは中央体育館と西ケ谷総合運動場の各幼児用プール(いずれも1日から)。清水総合運動場の25メートルプールと円形プールは18日、ふれあい健康増進館ゆららのキッズプールは20日、蒲原、由比、由比入山の各小プールは29日、由比小プール小プールは31日からそれぞれ可能となる。

静岡新聞社