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絶景で学ぶパラグライダー W杯優勝者、島田にスクール

7/14(金) 17:20配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 島田市川根町の「川根鵜山の七曲りパラグライダーパーク」で、パラグライダーワールドカップ(W杯)優勝の経歴を持つ宮田歩さん(46)=愛媛県出身=が飛行体験やライセンス取得が可能な「SkyTECフライングアカデミー」を始めた。初心者や観光客も大井川上空の絶景を体験できるようになり、観光名所としての発展に期待が高まる。

 パークは2015年の開設以来、全国から愛好家が訪れ、評判を呼んでいる。「新しい観光の目玉に」と周辺整備を進める市は、常設スクールを運営できる人材を探していた。16年秋ごろ、市はパークを利用する愛好家らに適任者がいないか相談し、「是非この人に」と紹介されたのがタンデム(2人乗り)飛行などもできる宮田さんだった。

 当時、宮田さんは滋賀県の琵琶湖でライセンス保持者を対象にスクール事業を始めたばかりだったが、「ほかに可能性のある地域を探していた」という。愛好家の1人として、以前から同パークを訪れていた宮田さんは県の天然記念物「鵜山の七曲り」を一望できる絶景と、飛行に適した安定した上昇風が吹く環境にひかれて移住を決断。今年4月から同市川根町に住まいを移し、練習場の整備などに取り組み始めた。

 市観光課は「地域の人たちと協力しながらスクールが進行するのが理想。子どもたちを対象に、体験イベントなどもできれば」と今後の展開を待ち望む。

 ■宮田さん「空飛ぶ楽しさ共有したい」 

 島田市川根町にパラグライダースクールを開設した宮田歩さんは「愛好家を増やし、空を飛ぶ楽しさを多くの人と共有したい」と夢を描く。

 宮田さんは大学時代にハンググライダーを始めた。電機メーカーに勤めた後、空を飛ぶ楽しさが忘れられず1998年、パラグライダースクールに就職。飛行技術を高めるために競技活動に取り組み始め、2014年、ブラジルで行われたワールドカップで日本人初の優勝を果たした。

 妻と娘2人を愛媛県に残し、単身で島田市に移り住んだ。宮田さんは「景観のすばらしさや飛行に恵まれた地形に加え、温暖な気候で一年中飛行ができる日本有数のエリア。スクールの話を聞いて、すぐに家族に相談した」と笑い、「この場所なら、初心者から競技を目指す上級者まで幅広いコースが展開できる」と話す。体験飛行やライセンス取得に関する問い合わせは宮田さん<電090(7801)6518>へ。

静岡新聞社