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【函館記念】アレス 28年ぶり古馬討ちへ!楽々12秒6併入

7/14(金) 6:01配信

スポニチアネックス

 夏の函館を彩る名物ハンデ重賞「第53回函館記念」の最終追いが13日、函館競馬場で行われた。前哨戦・巴賞を快勝した昨年の朝日杯FS優勝馬サトノアレスは芝コースで余力十分に併入。中団からのVで戦法に幅を広げた前走内容から、藤沢和師も1F延長克服&古馬打破の手応えを感じている。90年ラッキーゲラン(当時4歳=ハンデ57・5キロ)以来、27年ぶりのG1馬による勝利の期待が高まる。

 昨年の2歳王者サトノアレスは藤沢和師がゴール前で見守る中、実戦と同じ函館芝コースで追われた。ゆったりとしたピッチで3馬身前を行くスーパームーン(8歳オープン)を目標にスムーズに折り合い、直線は外へ。5F70秒6~1F12秒6(馬なり)。力感あふれるフットワークで余力を持って併入した。騎乗した柴山(実戦はルメール)は「リラックスして、走れていた。使って反応が良くなった」と好感触。藤沢和師も「中1週なのでしまいだけ併せる指示。1回使ったのは大きい。上積みを感じる」と笑みを浮かべた。

 皐月賞11着後、賞金的に出走OKのダービーは潔く断念。古馬初挑戦の前走・巴賞は4番手から抜け出す巧みな競馬。指揮官は「前で走れたのは収穫だね。後方一気ではこの先厳しい。せめて、中団辺りで走れないと…。(巴賞でVに導いた)ルメールが“2000メートルを使うのに何が問題があるんだ”と言っていたよ」と鞍上の後押しもあり、函館記念参戦を決めた。

 JRA歴代3位の1353勝(13日現在)を数える名伯楽のこと。この時季の3歳馬にとって、古馬の壁が薄くないことは承知している。同師は「タイキシャトルは3歳でスワンS→マイルCSを勝たせてもらったが、古馬に即通用する馬はやっぱり例外。(据え置きの)ハンデ54キロとはいっても、古馬のG3やG2となると簡単にいかない」と慎重な面も見せている。

 もちろん、再び古馬に挑むのは期待の高さゆえ。函館記念で3歳馬が勝てば、89年スピークリーズン(6番人気=53キロ)以来、実に28年ぶり。指揮官は「兄貴(サトノヒーロー、サトノフェラーリ)たちとは性格も含めて、タイプが全く違う。このぐらいの距離でも頑張ってほしい。1800~2000メートルのレースはいくらでもあるから」と期待を込めた。今春オークスとダービーを制した藤沢和師&ルメールの黄金コンビ。再びG1舞台に返り咲くためにも、譲れない“函館夏の陣”だ。

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