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<九州豪雨>復旧、暑さとの闘い…ボランティアら熱中症対策

7/14(金) 13:30配信

毎日新聞

 九州北部豪雨で大きな被害に見舞われた大分県日田市では、気温が連日30度を超える厳しい暑さの中、屋外で泥の搬出活動などにあたるボランティアらが暑さに負けじと汗を流している。一方、避難している住民たちは冷房設備のある別の避難所に移るなど熱中症対策も取られ、全国有数の酷暑地では人々の奮闘が続いている。【土田暁彦、井上卓也】

 川が氾濫して家屋が浸水するなどの被害を受けた日田市の大鶴地区では13日、ボランティアが懸命に家屋の敷地内まで入り込んだ泥をかき出す作業を続けていた。東広島市の元自衛隊員、井坂幸雄さん(75)は、昨年4月の熊本地震にも駆けつけ、がれきの運搬作業にあたった。

 「暑いが、休憩を入れながら体調管理を万全にしている」と額の汗を拭う井坂さん。自宅が床下まで浸水した元木工所勤務の其田実利さん(72)は「ボランティアが来るまで不安だったが、涙が出るほどうれしい。気温に注意して適度に休んでほしい」と気遣った。

 暑い中の作業が予想されたため、市のボランティアセンターも冷却剤やタオル、飲料などを「熱中症対策キット」としてまとめ、作業班ごとに配布するなど対策を取っている。

 また、日田市は、冷房設備のない三和小学校の避難者に空調施設が整う市内の公民館へ移動してもらうなどの対策を取った。同様に冷房がない大明小中学校にも冷風を送る持ち運び可能な「スポットクーラー」を県が設置し、熱中症の予防を図っている。

最終更新:7/14(金) 13:30
毎日新聞