ここから本文です

【高校野球埼玉大会】再試合、早大本庄逃げ切り

7/14(金) 7:55配信

産経新聞

 第99回全国高校野球選手権埼玉大会(県高野連など主催)は6日目の13日、熊谷公園球場で2回戦の再試合が行われ、早大本庄が熊谷商を8-4で破った。最高気温34度の熊谷で、計24回にわたる熱戦が幕を閉じた。15日から3回戦が始まり、64校がしのぎを削る。

 早大本庄は一回2死二塁で、主将の4番・矢島が左中間適時二塁打で先制すると、四回まで小刻みに加点し6-0と試合を作った。五回に連打を浴びて危機を迎え、失策絡みで3失点。六回にも1点を許して6-4と詰め寄られるも、七回に2点を加えて逃げ切った。

 熊谷商は、前日に十五回を投げ切った中島が五、六、八回を三者凡退で退けるなど奮闘したが、前半の失点が響いた。

                   ◇

【熊谷公園】

 ▽2回戦

 早大本庄

 112 200 200-8

 000 031 000-4

 熊谷商

                   ◇

 ◆熊谷商3年・中島寛汰投手 力投350球「支えがあったから」

 二回2死満塁。前日に猛暑の中、延長十五回まで1人で投げ込んだエースがマウンドに向かった。後輩投手が四球で相手に2点目を許し、先制打を放った4番打者を迎える危機。力のある直球で見事打ち取った。

 「自分がチームの柱だ」という気持ちで、苦手だった長距離走にも1年間、積極的に取り組んだ。冬場には、1分間以内に400メートルを走る練習をそれまでの倍の10本に増やし、投げ込みも重ねた。2日間で350球以上投げられたのは、精神面の成長によるところもあった。「春まで自分が何とかするという気持ちが強くて周りを信じ切れていなかった」と反省し、仲間とお互いの弱点を出し合い、信頼関係を築いた。

 2日間を振り返り、「十五回まで投げたのは自分だけの力ではなく、周りの支えがあったから」と言い切った。心身ともに成長し、夏が終わった。(川上響)

                   ◇

 ◆Aシード浦学、次戦が試金石に 徳栄は攻撃に厚み

 2回戦まで終わり、Dシードの武南が星野に延長戦で敗れた以外は、シード校が順当に勝ち上がっている。中でもAシードで関東大会優勝の浦和学院、3年連続夏の甲子園を目指す花咲徳栄が順当に勝ち上がれるかが1つの焦点となる。

 浦和学院は昨年まで3年連続で公立校に敗れている。初陣となった三郷戦では、4番・蛭間が本塁打を放つなど5回コールド勝ち。しかし、2度牽制(けんせい)死する場面があり、森監督も「弱いところを露呈した」と振り返っていた。次戦の浦和とどう戦うかが試金石となる。

 花咲徳栄は甲子園を経験している主将・千丸とエース・綱脇を中心に安定感がある。持ち味のつなぐ打線に、長打力のある西川と野村が主軸を務め、攻撃に厚みが増している。公立校では昨夏に浦和学院を破ったメンディスを擁するBシードの市川越が頭1つ抜けており、昨夏ベスト4のメンバーが多く残るDシードの大宮東が続く。(川上響)

最終更新:7/14(金) 7:55
産経新聞