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<ISS>船内撮影ロボ、実証実験始まる

7/14(金) 19:12配信

毎日新聞

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、国際宇宙ステーション(ISS)の日本の実験棟「きぼう」で、船内を自在に飛びながら宇宙飛行士の実験の様子などを自動撮影するロボットの実証実験を始めたと発表した。映像はリアルタイムで地上に送信され、飛行士の作業時間の約10%を占める撮影業務の軽減を図る。

 ロボットは、JAXAが東京大や企業と共同開発した「Int-Ball」(イントボール)。直径約15センチの球形で、重さ約1キロ。地上管制の指示に従い、12個の小型ファンで移動や回転をする。民間企業の既存技術や3Dプリンターを活用し、開発費は1機約2000万円に抑えた。

 6月に2機が米国の無人補給船でISSに運ばれた。現行機は充電や電源操作を飛行士が行うが、来夏ごろに運ぶ後継機では、完全な自律飛行を目指すという。記者会見した奥村直樹JAXA理事長は「ISSで初の技術だ。宇宙飛行士には人間にしかできない業務をやってもらう」と話した。【阿部周一】

最終更新:7/15(土) 3:52
毎日新聞