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<大相撲>「休む勇気も必要」稀勢の里休場

7/14(金) 21:05配信

毎日新聞

 大相撲名古屋場所6日目の14日、稀勢の里の休場で、4横綱3場所目の今場所も2横綱が全うできなかった。景気よく四様の土俵入りで始まったが中盤で興ざめだ。

 午前中にはチケットが完売する人気の中心は稀勢の里。名古屋場所直前に左肩付近の痛みが再発したが、あえて出場したのも人気を分かってのこと。だが中途半端で勝てるはずはなく、2場所続けて同じ失敗をした。

 稀勢の里と同じように気迫の押し相撲で8回幕内優勝した八角理事長は「どこか悪いと相撲がバラバラになる。不器用で俺と同じ。きっちり治さないとダメなタイプ」と言う。

 八角理事長は1988年に3場所全休した。腰痛で3週間寝たきりになり、正座ができるほど足の筋肉が落ちた。「出ないと不安になる。気持ちは分かるが休む勇気も必要。それも横綱の責任」。復活後、5回優勝した。

 歴代の面々が強調する横綱像は「ファンを不安にさせない」こと。休場後の復活はファンの喜びを倍加させる。その時期は、稀勢の里にしか決められない。厳しい課題と闘ってほしい。【上鵜瀬浄】

最終更新:7/14(金) 21:34
毎日新聞