ここから本文です

体力テスト、計測ミス続出 大阪低迷の一因? プロ指導で挽回へ

7/14(金) 15:18配信

産経新聞

 「線を越えるともったいない。線は踏むだけでいいよ。なるべく体を低くして、足を伸ばそう」

 今月上旬、大阪府貝塚市の市立小学校体育館。体力テストに臨む5年生児童に、府教育庁保健体育課の杉本嘉文(よしふみ)指導主事が反復横とびの手本を見せながら、好記録につながる体の動かし方を教えた。

 1回目の計測後、杉本指導主事は「全国平均は男子42回、女子40回。次は、さっきの記録を超えよう」と呼び掛けた。その影響もあってか、2回目には記録を伸ばす児童もいた。

 体力テストの成績低迷を受け、同庁は昨年度から、プロスポーツチームのコーチや大学教授らを講師として府内の小学校に派遣。講師の指導のノウハウを事例集としてまとめ、授業での活用を呼びかけるなどして子供たちの体力向上に取り組んでいる。合わせて、体力テストのマニュアルを作成するとともに、指導主事を府内の小学校に派遣し、体力テストの計測を支援する取り組みを始めた。

 マニュアルには、準備するものや計測方法だけでなく、児童への効果的なアドバイスやこつを盛り込んだ。握力の測定時には「強くなると、鉄棒でいろんな技ができるようになるよ」などと声をかけ、児童のやる気を引き出すといったことも提案している。

 貝塚市の小学校でも、「握力計を握るときは『ぎゅーっ』と声を出すと力が入るよ」などとマニュアルに沿って説明する教諭の姿もみられた。見守った教頭は「全国平均を示すなど、子供たちに目標を見えるようにすることが大切だと感じた」と話していた。

最終更新:7/14(金) 15:24
産経新聞