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<埼玉・熱中症死>昼食時不在に気づくも、確認怠る

7/14(金) 21:26配信

毎日新聞

 埼玉県上尾市の障害者施設「コスモス・アース」で13日、男性利用者(19)が送迎用のワゴン車内に約6時間半放置され死亡した事故で、一部の職員が当日の昼食時に男性がいないことに気づきながら、確認を怠っていたことが県の調査で分かった。県警の14日の司法解剖で、死因は熱中症とみられることも判明。職員の連絡体制などに不備がなかったか業務上過失致死容疑を視野に捜査している。

 県は同日、障害者総合支援法に基づき施設に立ち入り調査し、施設の大塚健司管理者(75)から事故の経緯を聴いた。それによると、施設では送迎時や昼食時、作業の休憩時など1日6回、利用者がいるかを確認していた。

 13日は一部の職員が昼食時、男性の食事が手つかずのまま残され姿も見えないことに気づいたが、自ら確認したり他の職員に相談したりしなかった。利用者の出欠状況を表示する黒板には、男性が不在だったのに出席扱いになっていたという。大塚管理者は「普段から利用者の急な欠席や遅刻、早退が日常的にあったので見過ごしてしまった」と説明したという。

 利用者が施設に到着した際の出欠確認は通常、運転手と職員で実施していたが、この日は研修生の受け入れなどで職員が出られず、運転手が1人で行っていたことも判明した。【遠藤大志、内田幸一】

最終更新:7/14(金) 22:17
毎日新聞