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ブラジル・テメル大統領の裁判開始に反対 下院委員会

7/14(金) 21:04配信

朝日新聞デジタル

 ブラジルのテメル大統領が収賄罪で起訴された事件で、刑事裁判開始の是非を検討していた連邦議会下院の憲法公正委員会は13日、開始に反対する報告書を賛成多数で承認した。結果は下院本会議に送られ、8月2日に賛否を問う採決が行われる見通しだ。

 委員会は与野党66人の下院議員で構成。当初は裁判開始に賛成する委員が過半数に達すると見られていた。だが、与党側が賛成に投票した場合には罰則を科す措置を取るなどした結果、「開始反対」の報告書が41対24で承認された。

 検察によると、テメル氏は、食肉加工会社幹部から、便宜を図る見返りとして50万レアル(約1700万円)の賄賂を受け取ったとされる。

 大統領を刑事裁判で裁く場合、下院の3分の2の承認が必要。テメル政権の支持率が7%まで落ち込むなか、今回の報告書に反して、本会議では裁判開始が承認される可能性もあるとみられている。

 下院が裁判開始を認め、最高裁が起訴を正式に受理した場合には、テメル氏は180日間の職務停止に追い込まれる。(サンパウロ=田村剛)

朝日新聞社