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ハム勢、球宴で輝く2発 西川が特大弾、中田とどめ弾

7/14(金) 22:48配信

朝日新聞デジタル

(14日、全パ6―2全セ)

 終盤、ナゴヤドームに特大の本塁打が2本も舞った。八回、西川が放った右翼4階席への推定飛距離141メートルの2ランと、九回、中田がバックスクリーンにぶち込んだ同132メートルのソロ。ともに、全身の力をバットに込めたスイングから生み出された。

【写真】九回表全パ無死、中田は中越え本塁打を放つ=西畑志朗撮影

 「人生で一番飛んだ。ああやって打つことがないので」。西川は昨季、打率3割1分4厘でパ・リーグ2位。チームでは不動の1番打者として長打よりも出塁率に徹している。しかし、プロ7年目で初めてのオールスターだ。「シーズンではあんなスイングはしない。追い込まれても三振でいいや、と(本塁打を)狙っていた」。あらん限りの力で振った。

 一方の中田は球宴初の一発を「シーズンにとっておきたいくらいだけど」。開幕から不振にあえぎ、4番打者なのに得点圏打率は2割1分5厘しかない。沈みがちな気持ちを、お祭りムードがかき消す。「うれしかったのは最初の三振。フルスイングで、(スタンドが)わいてくれた」。心おきなくバットを振れた。

 チームでの役割から離れ、己の持つ力だけを最大限に発揮すればいい球宴だからこそ生まれた、日本ハムコンビの弾道。昨季の日本一球団はいま、負け越し20、リーグ5位に甘んじている。「いい雰囲気、いい感じを、持ち帰れたら」と中田。ど派手な2発の「花火」で盛り上げた名古屋の夜を、浮上のきっかけにしたい。(山下弘展)

朝日新聞社