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浄土平魅力詳しく ビジターセンター8月3日再オープン

7/14(金) 11:36配信

福島民報

 福島市の浄土平観光の拠点となっている浄土平ビジターセンターは8月3日、周辺の貴重な自然を多角的に伝える展示を充実させ再オープンする。トレッキングコースが設けられている4つのエリアに分け、小型無人機(ドローン)の映像などを交えて動植物の生態を詳しく紹介する。火山活動が一時活発化した影響で観光客は減少しており、関係者は入り込みを増やす絶好の機会になると期待している。
 環境省が設置し、一般財団法人「自然公園財団」が管理・運営している浄土平ビジターセンターのリニューアルは1991(平成3)年の開館以来、初めてとなる。
 これまでは動物、植物、岩石、星空のテーマ別に関連するパネルなどを置いていた展示方法を全面的に見直す。新たに「吾妻小富士」「鎌沼」「桶沼・浄土平湿原」「一切経山」の4つのトレッキングルートごとに展示エリアを設ける。桶沼・浄土平湿原では県の花ネモトシャクナゲが自生し、火山活動が続く一切経山では植物の種類が比較的少ない植生を写真や地図を使い分かりやすく伝える。
 さらに、鎌沼と一切経山のコーナーでは6月にドローンで撮影した迫力ある映像を放映する。低空飛行の画像で、これまで見ることのできなかった吾妻山の新たな魅力を再発見できるという。吾妻小富士のコーナーには円筒形のドームを設け、中に入ると山頂部からの360度のパノラマを疑似体験できるようにする。ニホンカモシカやノウサギなど周辺に生息する動物の展示も充実させる。
 主要な展示物には英語も併記し、近年増えている外国人観光客に対応する。建物の屋根に強度の高い特殊繊維を敷き、外部にスピーカーを設置するなどして防災体制を強化している。
 再オープンを予定している8月3日には、式典やトレッキングツアーを催す予定だ。環境省裏磐梯自然保護官事務所の沢栗浩明自然保護官は「浄土平は天空の大自然といえる。4つのエリアを歩きたくなるような展示を心掛けた」と話している。

福島民報社

最終更新:7/14(金) 12:02
福島民報