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【函館記念】さらに良化!サトノアレス再び古馬斬り

7/14(金) 9:29配信

サンケイスポーツ

 函館記念の追い切りが13日、函館競馬場で行われた。昨年の2歳王者で前哨戦の巴賞を勝ったサトノアレスは、芝コースで併せ馬を消化。派手さこそなかったが、確かなフットワークで前走からの上積みをアピール。鳴尾記念を勝ったステイインシアトルは、Wコースでシャープな動きを見せた。

 津軽海峡がはっきりと見えるほど晴れ渡った函館競馬場で、昨年の2歳王者サトノアレスが青々と輝くターフを弾むように駆け抜けた。同じレースに出走する僚馬スーパームーンを3馬身追走。ゆったりとしたペースにもピタリと折り合い、直線では外から余力たっぷりの脚いろで並んだ。

 5ハロン70秒6、1ハロン12秒6の時計も、見た目も派手さはなかったが、「中1週だから、そんなに(速い時計は)いらない。しまい併せる程度で十分。前走を使った上積みはあるよ」と藤沢和調教師。腕を組みながら、じっくりと動きをチェックした指揮官は、確かな良化を感じていた。

 春のスプリングS4着、皐月賞11着はともにスタートがひと息で、2歳王者としては物足りない結果に終わったが、前を射程圏に入れる競馬で初対戦の古馬を撃破した前走の巴賞で光が見えた。「ああいう競馬ができたのは良かった。やっぱり中団くらいにはつけられないと。後方からの競馬だけじゃ、うまくいかないから」とトレーナーは収穫を語った。

 しかし、復活Vに全くうかれてはいない。今回は古馬相手の重賞だ。ハンデは前走と同じ54キロと恵まれた印象だが、「たとえGII、GIIIでも3歳馬が古馬と戦うのは大変なんだ。いくら2歳、3歳限定のGIを勝った馬でも、なかなか通用しない」と藤沢和調教師は気を引き締め、「そのためにも、どの条件が合うのかを見極めてあげないといけない」と続ける。

 今回は1ハロンの距離延長がポイント。トレーナーは「(マイルの)朝日杯FSが強い競馬で、スプリングSは伸びそうで伸びなかったから距離は短い方がいいとも思った」と振り返るが、「前走を勝った後、ルメールが『2000メートルに何の問題があるんだ?』と言っていたよ」と笑う。サトノアレスにとって、この函館での結果が新たな道標になる。 (板津雄志)

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