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広島県でもヒアリ調査、水際阻止を狙い 広島・福山・尾道糸崎の3港

7/14(金) 12:53配信

産経新聞

 強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」が国内で見つかった問題で、広島県内の港湾でも13日、緊急調査が始まった。侵入を水際で食い止めるのが狙いで、7月末までに完了させる見込み。

 港湾運営会社のひろしま港湾管理センターが広島、福山、尾道糸崎の3港で計13地区を対象に順次実施。神戸港でヒアリ調査の実績がある専門業者「復建調査設計」(広島市東区)に委託した。

 数多くのコンテナが置かれた広島港(広島市南区)の出島地区では、午前6時から調査員3人がコンテナ下の土部分をスコップで掘ったり、コンクリートの割れ目を目視でチェックしたりした。

 また、ヒアリを捕獲するため粘着トラップの仕掛けも各所に設置した。疑いのあるアリが見つかれば、研究機関に確認を依頼する。担当者は「港湾以外でも(コンテナ送り先の)荷主先などでヒアリが発見されることも考えられるので、関係者は注意してほしい」と呼びかけている。

 ヒアリは、南米原産で赤茶色の小型アリ。体長2・5~6ミリ。公園や農耕地などの開けた草地に直径25~60センチのドーム状の巣(アリ塚)を作り、集団で活動する特性がある。攻撃性が強く、毒針で刺されるとやけどのような激痛が生じ、アレルギー反応で死に至ることもある。県は、刺された場合、速やかに医療機関で受診することを呼びかけている。

 日本以外でも、貨物などに紛れて米国やオーストラリア、中国など各地に生息域を拡大させており、国際自然保護連合(IUCN)の「世界の侵略的外来種ワースト100」や、環境省の特定外来生物に指定されている。

最終更新:7/14(金) 12:53
産経新聞