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劉暁波氏死去 遺族に遺体の埋葬地選ばせよ! EU、英独仏外相らから批判相次ぐ

7/14(金) 13:00配信

産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】ノーベル平和賞を受賞した中国の民主活動家、劉暁波氏の死去を受け、国外での治療を認めなかった中国政府に対し、欧州各国から批判が相次いだ。

 欧州連合(EU)のトゥスク大統領とユンケル欧州委員長は13日の共同声明で、EUが劉氏の解放などを求めてきたにもかかわらず、「中国は聞き入れなかった」と指摘。中国当局に対し、劉氏の遺族に遺体の埋葬地を選ばせた上で、「移動と通信の制限を廃し、中国を去ることを認めるよう求める」とした。

 英国のジョンソン外相は声明で、「劉氏は外国での治療を認められるべきだったのに、中国当局はそれを拒んだ。間違っている」と批判。中国当局に対し、妻の劉霞さんに対する制限措置をすべて解くよう要求した。ドイツのガブリエル外相は「(劉氏の)がんはもっと早く診断されるべきではなかったのか。中国は速やかに回答する責任を負う」との声明を発表した。

 フランスのルドリアン外相は、「長期間の拘束にもかかわらず、劉氏は勇気を持って人権と言論の自由の擁護をやめなかった」と評した上、中国当局には遺族に移動の自由を与えるよう要求。「人権は仏外交の優先事項」とし、今後も中国に対して問題を取り上げていく姿勢を示した。

最終更新:7/14(金) 13:00
産経新聞